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読了漫画感想 2011年9月26日~10月2日(7/7)  

新装版 スマグラー (アフタヌーンKC)新装版 スマグラー (アフタヌーンKC)
真鍋 昌平

講談社

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映画化を記念して新装版として再販。ついこの間スピリッツに掲載された特別編も収録され、新装版と言うにはおいしい内容になってます。

実は何年か前に古本で購入したものの、まだ読んでいなかったこの作品。新装版発売ってことで読んでみたけどうん、これは面白かった。

お話的には日給5万の仕事の内容は死体運びだった…と。それに携わる男たちのヘビーな仕事ぶりが描かれる、といった感じ。

なんと言っても全体に漂う陰鬱で重い空気感が尋常じゃない。この頃はそこまで絵はうまくないけど、殺し屋やヤクザの目なんかはどんな修羅場潜ってきたんだってくらい凄みがあるし、ガッシリとした作画も迫力がある。

殺し屋と言えばネーミングもやたら特徴的で、二人組の名前が「背骨」と「内蔵」。背骨は背中に背骨のタトゥーを入れていたりなんかして、実に不気味で気持ち悪くていいキャラをしている。

お話的には本当にヘビーで怖いんだけど、主人公が修羅場をくぐり抜けて一皮剥ける成長物語としても描かれていて、読後感は意外と悪くない。

「闇金ウシジマくん」で有名になった真鍋昌平の初期作品。ウシジマくんが好きなら読んで損はない。



サーバント×サービス(1) (ヤングガンガンコミックス)サーバント×サービス(1) (ヤングガンガンコミックス)
高津 カリノ

スクウェア・エニックス

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「WORKING!!」の高津カリノの新作。新作といってもヤングガンガンの増刊号で連載してたということもあって、連載が開始したのはなんと4年前。だいぶ時間かかったもんだ。

WORKING!!と同じくコメディで雰囲気的にもほぼ同じだけど、WORKING!!ではファミレスが舞台なのに対し、こちらでは役所が舞台で主人公も女性。

高津カリノ自身が実際に役所に務めていたということもあって、何気にお客さんとのやり取りは生々しいし、結構内部事情的なモノも描かれていて、WORKING!!以上に職業漫画しているかも。キャラもやっぱり癖のあるキャラが多く賑やか。まあもう少し掘り下げて欲しい気もするが、まだ1巻なので仕方ないかなーといったところ。

今後はこれから創刊されるビッグガンガンという月刊誌で連載されるっぽいので、刊行ペースは上がること請け合いなので頑張って欲しい。



マザー・ルーシー 1 (ヤングサンデーコミックス)マザー・ルーシー 1 (ヤングサンデーコミックス)
沖 さやか

小学館

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山崎紗也夏(当時は「沖さやか」名義)の初期作品。と言っても連載3作目なので初期と言えるかどうか微妙なラインですが。

男と別れて止まる場所が無くなり、仕方なく母の住所を尋ねたもののそこは学生寮。しかも母は何故かその当日に海外逃亡してしまっていて、「じゃあアンタがやれば?」ってことでイキナリ寮母になってしまった主人公・ルーシーの物語。

『マイナス』や『フローズン』と同じく、この頃の山崎紗也夏のキャラはとにかく元気が有り余ってますなぁ。この作品のルーシーはとにかくエッチが大好きで、毎日のように誰かれ構わず寮生に襲いかかる。寮生も最初はまんざらでもなかったけど、流石に成績が落ちてくると邪魔者扱いされてしまい、途方に暮れるルーシーだけど、やっぱりエッチがしたくて堪らないルーシーは何とかエッチしようとあらゆる手を尽くす、と。

とまあ、エロ漫画みたいな説明になってしまったけどジャンル的には青春モノ。エッチしたさに寮生に襲いかかるルーシーだけど、理由はどうあれ寮生たちに正面からぶつかることで、いつしか寮生の悩みや恋愛事情に踏み込み、寮生とガチンコで向き合っていく。展開的にも基本的にはワーワー騒がしい漫画なのに決めるときはシリアスに決めるしメリハリも効いている。

最後までテンションが高くて元気のある、そして常に本音でぶつかり合う気持ちのいい作品だった。
[ 2011/10/09 00:00 ] 読了漫画感想2011 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
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この映画は絶対にオススメはしません。あくまで「紹介」に留めます。なぜならこの映画は意図的に観客に不安感や嫌悪感を抱かせるように作られており、観たことを後悔する人がかなり多いと思うので。観ると確実に不快な気分にさせられます。私も劇場で観た時はもの凄く落ち込みましたし、すごく不安な気分にさせられました。でも同時に「これは大傑作だ!」という確信もありました。エンタテインメントに於ける『暴力』表現の本質とは何なのか。この映画を観ると『暴力』の表現に対する価値観が変わります。それだけこの映画の内容自体は震え上がるほど怖く、心底胸糞が悪くなるストーリーなので二度と観たくないと本気で思うかもしれません。しかし、紛れも無い大傑作だと私は思います。

鑑賞した当時、この映画の記事を作っているのでそれも併せて紹介します。
映画「ファニーゲームU.S.A」


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「ファニーゲームU.S.A」のリメイク前の作品(「ファニーゲームU.S.A」はミヒャエル・ハケネ監督のセルフリメイク作品)。ずっと絶版されていてプレミアもかなり付いていたけど、「ファニーゲームU.S.A」のDVD発売を期に再販。「ファニーゲームU.S.A」との相違点は基本的にはキャスティングと舞台のみで、脚本もカメラワークもセリフも同じ。同じ内容のものをリメイクする必要あるのか?って思う人もいるでしょうが、その必要性も価値も理由もあります。こう言うと商売みたいですが、この機会を逃すといつ手に入るか分からないので後悔しないうちに買ったほうがよろしいかと。
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