マンガノココロ

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読了漫画(9冊) 11/26(月) 

ここ数日は雑誌以外にも3桁近く積まれた新刊本をガツガツ読んでます。一日5冊以上読んで20冊近く読みました。が、昨日今日で新たに19冊購入。…………積読本、減る気配なし。
【雑誌】週刊少年ジャンプ、ヤングマガジン、ビッグコミックスピリッツ
【単行本】俺と悪魔のブルーズ(4)、レッド(1)、この恋は実らない(2)、ハチワンダイバー(4)、LIAR GAME(5)、キミキス(2)
週刊少年ジャンプ ?52
「HUNTER×HUNTER」 冨樫義博
王は意外にも冷静だった。しかし身に纏うオーラには尋常じゃないものがあり、その演出には心拍数が上がる。相変わらず面白い。というよりも、大袈裟な表現かもしれないけど他のジャンプ作品から頭一つ抜けた面白さを感じる。今週を入れてあと一ヶ月で約束の10週を迎えるわけですが(正確には合併号を含めると期間としては一ヶ月を超えるかもしれませんが)、それが非常に惜しい。もっともっと続いて欲しいなぁ。

「P2!」 江尻立真
突然の打ち切り。連載開始以来ずっと不安定な掲載順だった作品ですが、一部のファンから支えられながらどうにか打ち切りを免れてきた作品。そして単行本はそこそこ売れ、人気も安定してきて掲載順も少しずつ少しずつ安定していき、そしてついこの間、ついに連載一周年を迎えて巻頭カラーまで獲得。これで安心。しばらく打ち切られることは無いだろう。そう思った矢先の悲劇…。とは言え、ぶっちゃけたところ個人的にはそこまで思い入れのある作品ではなかったので「悲劇」というほど悲しくはなかったりするんですが、他の人気を勝ち取るだけの作品よりはずっと面白かったし、巻頭カラー貰ったばかりだったので流石にこの打ち切りには少々納得がいかないところ。なんだかジャンプの厳しさをまざまざと見せ付けられた気がする。ちょっとこの打ち切りは容赦がないな、と思う。
ヤングマガジン ?52
「妹は思春期」 氏家ト全
6年に渡る連載も今週で終了。お疲れ様でした。日常の些細なやり取りを全てエロに結びつける作風は終始崩れることがなかったし、とてもヤンマガらしい作品だった。最後は今まで絶対見せることのなかった女性キャラのパンチラをこれでもかと見せ付けて終了。氏家ト全はずっと視覚的なサービスシーンをやりたくて仕方なかったに違いない。次回作に期待。案外すぐ戻ってきそうな気がする。

「賭博堕天録カイジ」 福本伸行
おおおおお、と思わず唸ってしまった。なんと今週でいきなりカイジ勝利で「17歩」が決着。どうせグダグダと焦らしていくものかと思っていたので意外でインパクトのある幕切れだった。この様子だと単行本も13巻で完結できるかな?なぜかカイジシリーズって13巻で必ず一度終わるので。「13」という数字に何か意味があるんだろうか…。まあとにかく今週のカイジは珍しく熱かった。多分今年中に「堕天録」は終わると思う。
ビッグコミックスピリッツ ?52
来週か5号連続で新連載開始とのころ。期待は何と言っても戸田誠二の「スキエンティア」。短編描かせたらかなり上手い人なんで期待。他には高橋しんも気になるっちゃ気になるけど、この人は「最終兵器彼女」以降、低迷しっぱなしなのでここらで挽回できないといよいよヤバイかな…という気はする。

「ホムンクルス」 山本英夫
連載再開。といっても内容的には前回終了したところを振り返ったような、あらすじ的内容なので話は全く進んでおらず。以前、巻末コメントで「今年中にホムンクルスを完結させたい」みたいなこと言ってたけど今年もあと一ヶ月ちょっと。いくらなんでも残り4話前後で終わらせるのは無理なのでは…。作者的には早く終わらせたいのかもしれないけど、あまり無茶なラストは勘弁して欲しいところ。

「チェリー」 窪之内英策
で、これがその「無茶なラスト」の一例。いわゆる『夢オチ』です。夢オチは漫画や映画など関係無しに、物語を作る上で一つの禁じ手とされています。理由は主に二つ。一つはそれまでの物語が全て『嘘』になってしまうから。それでは最後まで読んでくれた読者に申し訳がない。もう一つの理由は、夢オチにすれば例えどんなにストーリーが無茶苦茶に破綻していようとも、ある意味ではそれが全て清算されてしまうんですよね。だってストーリー自体が『嘘』なんだから。でも物語を作る作家としてそれはあまりにも卑怯で汚い。だから禁じ手とされているわけです。まあ『夢オチ』が肯定される例は少ないですが確かに存在します。でもそれは夢オチでも納得がいくような伏線が必要なんです。しかし「チェリー」にはそれが無い。まあ来週から新連載がドドーンと5連続で来るので打ち切りが決定し仕方なく…というのなら理解できますが、もし作者自らこのラストを選んだとしたらちょっと頂けない。とまあ、長々と語ってしまいましたが別に思い入れのある作品ではありませんでした。でもこのラストには反応せざるを得なかった。それはそうと、個人的には「エヴァンゲリオン」や「涼宮ハルヒの憂鬱」が夢オチだったとしてもある程度納得がいくんですけどどうでしょう。俺だけ?
[ 2007/11/27 00:37 ] 読了漫画感想2007 | TB(0) | CM(2) このエントリーをはてなブックマークに追加
夢という言葉は追求していくと曖昧な意味ですね。
将来・未来への希望を指しているのか、起床した時に崩れていくものを指し示しているのか。
ヒストリエの受け売りですが、夢は人が今まで体験していた事から起こるらしいです。
今までの経験とこれからの希望をしっかりと「夢」として持っておくと『夢』で先が見えるんですかね。
夢に関係して「パプリカ」なんて映画もありました。
これからの更新頑張ってください。
追伸
私もエヴァはシンジの、ハルヒはキョンの夢オチでも納得できますw
[ 2007/11/27 18:10 ] [ 編集 ]
>悠ことはるかさん
エヴァとハルヒの夢オチ説に賛同してくれる人がいるとは…!。
「涼宮ハルヒの憂鬱」に関してはキョンよりもハルヒの夢オチの方が個人的にはしっくり来ます。
ハルヒの夢だからこそ好き勝手できるのかなぁと。あくまで個人的な意見ですが。
まあこの辺に関しては煮詰まってきたら別の記事としてアップしてみたいところですがどうなることやら…。
あと「パプリカ」面白いですよね。
今敏監督の映画はおそらく全部観てると思うんですが、個人的には「東京ゴッドファーザーズ」が一番好きです。
[ 2007/11/28 07:51 ] [ 編集 ]
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この映画は絶対にオススメはしません。あくまで「紹介」に留めます。なぜならこの映画は意図的に観客に不安感や嫌悪感を抱かせるように作られており、観たことを後悔する人がかなり多いと思うので。観ると確実に不快な気分にさせられます。私も劇場で観た時はもの凄く落ち込みましたし、すごく不安な気分にさせられました。でも同時に「これは大傑作だ!」という確信もありました。エンタテインメントに於ける『暴力』表現の本質とは何なのか。この映画を観ると『暴力』の表現に対する価値観が変わります。それだけこの映画の内容自体は震え上がるほど怖く、心底胸糞が悪くなるストーリーなので二度と観たくないと本気で思うかもしれません。しかし、紛れも無い大傑作だと私は思います。

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