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オススメ漫画

カテゴリ : オススメ漫画
以前「読了漫画」でレビューを書いたにもかかわらず、「オススメ漫画」に収録し忘れてしまった作品たちが結構あったのでまとめてご紹介。「オススメ漫画」にまとめておくと自分的にも色々助かるんですよね。なお、レビューは全て当時作成したレビューのコピペです。なので今は面倒くさくてやってませんが、当時はどの作品にもアマゾンとBK1のリンクを貼り付けていたのでそれもそのまま掲載する形になります。
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「近未来不老不死伝説バンパイア」(1) 徳也正也
 「昭和不老不死伝説バンパイア」の続編。でもこれから読み始めても案外支障ないかな?とは言え、もちろん未読の方は前作から読むことをオススメしますが。
 クーデターが起き、「理想的な日本」に生まれ変わってから6年後の世界を舞台に物語は再スタート。日本は確かに生まれ変わった。莫大な借金は返済し、経済破綻は免れた。犯罪は激減し、子供も安心して産めるようになった。しかし、そのために民主主義は消滅し、軍人と宗教が支配する国へと変貌してしまった。
 マリアを守ること、そして転生する前のマリアを殺した奴らへの復讐劇として描かれるが、それはイコール「理想的な日本」を壊すということでもある。しかし主人公達はそんなことは全く考えずに復讐を続ける。つまり、クーデター前とクーデター後の日本のどちらが正しいのかは、完全に読者に委ねられるようになっていて、現状を打開することの是非が問われながら読むようになっています。何が・誰が正しいのかわからないまま展開していくストーリーは、混沌としてるようにも思えるかもしれないけど、そこには読者に訴えかける強いテーマ性が仕掛けられている。「理想的な国家とは?」。いつでもどこでも下ネタを捻り込む下品な作風も健在だけど、扱っているテーマは非常に深く風刺が効いていて読み応え抜群。下ネタが多いから・絵柄が特徴的だからといって敬遠してしまうには非常に惜しい作品だと思います。

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・「魔法少年マジョーリアン」(1) 石田敦子 [Amazon][BK1
 石田敦子は漫画描くのうまいなぁ。女の子みたいにかわいいイオリと、その男女(オトコオンナ)っぷりが大嫌いでいつもイジメているガキ大将なマサル。そんな二人が美少女魔法使いにに変身して、地球に襲いかかる怪人たちを倒すという漫画。こうやって描くと、もの凄く子供向けの内容に思えるかもしれないけど、実際は戦闘シーンは軽く流す程度。物語の中心はマサルの葛藤を軸に動いていくので青春漫画的な側面も強く、ただのヒーロー漫画で留まってはいない。そして石田敦子の作画がもの凄くいい。スラッと迷いが無く、流れるような線で描かれたキャラクターたち。老若男女問わず魅力的で惚れ惚れする。

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・「井上和郎短編集 葵デストラクション」 井上和郎 [Amazon][BK1
 井上和郎初の短編集。表題にもなっている「葵デストラクション」をはじめ、「古書店夜行奮戦記」、「フルスクラッチ・エイジ」、「音禰のないしょ」が収録。ある意味一番注目だったのは「古書店夜行奮戦記」ですかね。井上和郎にしては珍しいバトルモノ。正直、他の収録作の方がずっと面白かったんだけど、井上和郎はやはり無茶苦茶な設定のコメディを描いた方がずっと面白い、ということがこれで証明されたかなーと思う。「古書店夜行奮戦記」以外の作品はどれも井上和郎らしく、何か一つインパクトのある設定を活かしまくる作品群。デタラメな設定なのに、何だかんだ言って最後はキッチリと仕上げてしまう寛容さがこの人の魅力ではないでしょうか。

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「ゆうやみ特攻隊」(1) 押切蓮介
実に下らないホラーギャグをかました上で、その幽霊を容赦なく痛快なまでにぶっ飛ばす!…という押切蓮介漫画の『幽霊をぶっ飛ばすこと』を重視した感じ。依頼のあった幽霊をぶっ飛ばすというのが主な内容で、「でろでろ」と比べるとギャグはちょっと抑え気味なのだが、その代わりにストーリー性と破壊衝動が強いのが特徴。今後に繋がるであろう伏線なども張ってあり、少なからず続きが気になる程度にはストーリー性を持っている。特に主人公のトラウマに迫っていく様子は普通に迫力があり読み応えがあった。また、破壊衝動に関しては「でろでろ」以上に容赦なく幽霊をぶん殴る。殴ること自体は「でろでろ」と同じなのだが、本作では殴るまでとトドメのぶん殴るシーンに何ページもページを費やすのが特徴。「でろでろ」よりも贅沢に『殴る』シーンに力を入れているのが良くわかる。なんかもう、幽霊が可哀想に思えてくるくらい容赦なくぶん殴ります。

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「ぼくと姉とオバケたち」(1) 押切蓮介
実に下らないホラーギャグをかました上で、その幽霊を容赦なく痛快なまでにぶっ飛ばす!…という押切蓮介漫画の『実に下らないホラーギャグ』を重視した4コマ漫画。作者自身もあとがきで語っているように、4コマとしては決して出来が良いわけではないかもしれないけど、実も蓋も無いホラーギャグはやはり笑ってしまう。押切蓮介の持ちうるギャグだけをぶち込んだ感じなっているので、この人のギャグが好きな人は読んで損は無いのでは。

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「おばけのおやつ」 押切蓮介
押切蓮介の三冊目の短編集。でも10作品中5作は書き下ろしで、一作は未発表作。見所は書き下ろしの『beautiful』で決まり。あまり押切蓮介っぽくない読切だけど、押切蓮介作品では間違いなく最も壮大な作品。個人的にはこの読切が読めただけでも満足。いや、他の収録作も良かったですけどね。ファンは抑えておいた方がよろしいかと。


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「不安の種+」(1) 中山 昌亮
何気ない日常で起こる不可思議な『恐怖』だけを抜粋したオムニバズ方式のホラー漫画。これは怖いですよ。ストーリーやその背景は全く描かれることがなく、ただ単純に『あり得ないことが起こった瞬間』のみを取り上げて描く。ホラー映画などで一番怖いシーンだけを抜粋したって感じです。そして、どの恐怖もすごく身近に感じるものばかり。ただの階段やただのトイレ、ただの道、ただの駐車場、ただの写真、ただの煙などなど…。場所や物に何ら特別な要素はなく、いつも通りの日常をいつも通りに過ごしていた時に突然訪れる『恐怖』。その様子は「私たちにも恐怖はいつ訪れるか分からないんだよ」と語りかけてくるよう。いつ何が起こるかわからない。それは当然のことだけど、それを恐怖として捕らえられずにはいられなくなる。そんなホラー漫画です。一人でトイレに行くのが怖かった時のあの感覚がなんとなく思い出せると思いますよ。

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・「魔乳秘剣帖」(1) 山田秀樹 [Amazon][BK1
 「乳こそがこの世の理。豊乳は富であり絶対。貧乳は人に非ず」
 そんな設定の徳川幕府を舞台に、命ではなく「乳」を賭けて戦う女武士(くの一?)の物語。いやー、これは非常に下らなくて素敵。とにかくおっぱいおっぱいな内容で、何をやるにしてもおっぱい無くしては話が展開しない。女性の価値はおっぱいの大きさで決まるし、決闘すれば人を斬らずにおっぱいを斬る。敵はおっぱいを武器に使うし、主人公の必殺技は敵のおっぱいを吸収する秘剣。そんなこんなで、もう本当に隅から隅までおっぱい尽くし。しかしこんなに内容は下らないのに、キャラクターはみんな真剣この上ない。傍から見ればどうでもいいことなんだけど、それを命がけで行動するキャラクターたち。その無駄な真剣さに笑いが起きる。と、ここまで書いておいてなんだけど、不思議とエロくはないです。確かにおっぱいおっぱいな漫画だけど、コメディ色の方がずっと強く前面に出ているので、全体的にはギャグマンガ風味に仕上がっています。
 あと、山田秀樹の魅力的な絵柄は非常に高く評価したいところ。山田秀樹といえば、「涙そうそう」で軽く注目を浴びた作家さん。「涙そうそう」は切ない兄弟愛を描いた作品で、内容自体も良かったし、原作を上手く漫画化できていた部分も評価されていた。でも山田秀樹の注目は内容よりもむしろ、その絵柄だった。なんていうか、艶があって色っぽいんですよね。それでいてフレッシュで元気があるというか。まあとにかく、なかなか注目の新人さんだと自分は思っているので、これからもしばらくチェックして行こうと思います。

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