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読了漫画感想 2011年11月5日~11月18日(4/7) 

外天楼 (KCデラックス)外天楼 (KCデラックス)
石黒 正数

講談社

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これは最高に面白かった。2011年ナンバーワンはこれで決まりかもしれんです。

「それでも町は廻っている」でお馴染みの石黒正数の最新作。石黒正数はギャグ作家だけどこの作品はメフィストというミステリー誌に連載していたということもあり、ジャンル的にはミステリーなんだけど、ものすごい高いクオリティーに仕上がっている。

お話的には外天楼という建物にまつわる色々な人々がオムニバス形式で描かれる。序盤は完全にギャグ中心で、これまたどのお話も笑わせてくれるんだけど、中盤である殺人事件をキッカケに作品全体がミステリーへシフトチェンジしていく。

外天楼で何が起きて何が行われていたのか。フェアリーがどのようにして生まれたのか。事件の真相に迫る展開は実にミステリアスで意外性もあり、ラストは誰もが驚くことでしょう。そういった意外性はミステリー作品に相応しいレベルだし、それ以上にただ単純に驚くだけでなく、(ネタバレになるのであまり言えないけど)何かと余韻を残すラストになっていて実に印象深い仕上がりになっている。

序盤は序盤でしっかりと笑いを取り、中盤以降のミステリーはそれだけで完成度が高く、序盤のギャグ回の伏線も回収しつつ、ラストへ向けて大きく盛り上がっていく様子には本当に圧巻させられました。

作品全体を通して本当に構成力・完成度の高い作品。今年読んだ作品の中で一番面白かったかもしれん。これはみんな読みませう。


古代ローマ格闘暗獄譚 SIN 5 (ビッグ コミックス)古代ローマ格闘暗獄譚 SIN 5 (ビッグ コミックス)
義凡,信濃川 日出雄

小学館

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愛弟子であるキャスに八百長疑惑がかかり、真相を突き止めようとするシンだが、真相に近づくに連れてローマの闇を知るシン。歪んだ正義を知ったシンは絶望し…といった感じの5巻。

この巻からはこれまでのようなグロくて容赦のないバトルは殆ど無し。物足りないっちゃあ物足りないけど、代わりにシンの葛藤や絶望していく心理描写が中心に描かれる。という訳でバトルこそ無いものの、あのシンが絶望してていくだけあって展開自体はやはりエグい。ややテンションダウンしている感はあるけど、展開的にはある程度は致し方なしといったところですかねぇ。
[ 2011/11/24 00:00 ] 読了漫画感想2011 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
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この映画は絶対にオススメはしません。あくまで「紹介」に留めます。なぜならこの映画は意図的に観客に不安感や嫌悪感を抱かせるように作られており、観たことを後悔する人がかなり多いと思うので。観ると確実に不快な気分にさせられます。私も劇場で観た時はもの凄く落ち込みましたし、すごく不安な気分にさせられました。でも同時に「これは大傑作だ!」という確信もありました。エンタテインメントに於ける『暴力』表現の本質とは何なのか。この映画を観ると『暴力』の表現に対する価値観が変わります。それだけこの映画の内容自体は震え上がるほど怖く、心底胸糞が悪くなるストーリーなので二度と観たくないと本気で思うかもしれません。しかし、紛れも無い大傑作だと私は思います。

鑑賞した当時、この映画の記事を作っているのでそれも併せて紹介します。
映画「ファニーゲームU.S.A」


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「ファニーゲームU.S.A」のリメイク前の作品(「ファニーゲームU.S.A」はミヒャエル・ハケネ監督のセルフリメイク作品)。ずっと絶版されていてプレミアもかなり付いていたけど、「ファニーゲームU.S.A」のDVD発売を期に再販。「ファニーゲームU.S.A」との相違点は基本的にはキャスティングと舞台のみで、脚本もカメラワークもセリフも同じ。同じ内容のものをリメイクする必要あるのか?って思う人もいるでしょうが、その必要性も価値も理由もあります。こう言うと商売みたいですが、この機会を逃すといつ手に入るか分からないので後悔しないうちに買ったほうがよろしいかと。
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