マンガノココロ

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オススメマンガ(2006年総括) 

 今更って感じもしますが、マンガノココロ的ベスト漫画10選を公開しちゃおうと思います。最初に言っておきますが、「10選」であって「ベスト10」ではないです。なので順位は関係無し。ではどうぞ。
 
「からくりサーカス」 藤田和日郎
 9年以上かかった連載もついに終了。あんなに複雑に絡み合ったストーリーを、超長期連載しているのに殆ど矛盾することなく完結させた藤田和日郎には心から拍手を送りたいです。そのくらいストーリー構成の完成度が高すぎる。最後はいかにも大円団って感じで、「ここまで読んできて本当に良かった」と素直に思えました。長期連載過ぎて途中で見限ってしまった人も、完結した今こそ一気に読んでもらいたい作品。

「最強伝説黒沢」 福本伸行
 「順位とか関係ない」とか言っておいてなんですが、これは10選の中でも上位に入る。とにかく主人公・黒沢がアツすぎる。とくに終盤の、ホームレスと一緒にヤンキー軍団と戦うときの黒沢さんから溢れる闘志は凄まじくて、その男らしい姿は見ているだけで涙が出てくるほど。名言も数多く生まれた。個人的に一番胸に響いたのは、11巻の裏表紙にも載っている「戦わなきゃ…尊厳のために…!胸を張って生きるために…!」。

「DEATH NOTE」 大場つぐみ×小畑健
 王道少年漫画を極めたのが「ドラゴンボール」ならば、その対極を極めつつあったのが「DEATH NOTE」だと思います。複雑で難易度の高いストーリー、誰が・何が正義なのかすらハッキリしない内容、でも完成度がやたら高い、それが「DEATH NOTE」。「わかり易さ」が求められる少年漫画で、これは本当に少年漫画離れしてるとしか言いようが無いけど、それ故に人を惹きつけた。まあ、三巻くらいまでが一番面白かったってのは概ね同意しますけど。それでも少年漫画史に名を残す傑作だったと思う。

「岳」 石塚真一
 これも「最強伝説黒沢」同様、10選の中でもかなり上位にランクインする。山の厳しさと楽しさ、光と影を描いた山岳漫画。山は恐ろしい。でもそれ以上に山は美しく、人を楽しく惹きつける。これを読むと本当にそういうことが伝わってくるし、素直に山に登りたくなる。山岳漫画の傑作。…っていうか、山岳漫画って数は少ないけど、あまりハズレが無い気がする。「神々の山嶺」「イカロスの山」「俺たちの頂」、そして「岳」。どれも強くオススメです。

「しあわせももりんご」 うさくん
 ひじょうに下らないエロコメ漫画。確かに内容は下らない。中学生がとっても好きそうなエロネタばかり。だがしかし。中学生レベルの下ネタを、ここまで笑えるものに昇華させてしまう作者には感動すら覚えてくる。この業はもはや芸術と言えるかもしれない…。とまあ、御託はいいからとりあえず読んでみてください。下らなすぎて笑えるから。

「シグルイ」 山口貴由
 男気溢れるアツイ作品。そしてカッコ良く、残酷で不気味。決闘シーンだろうがなかろうが、常に迫力満点でテンションが高く圧倒されっぱなし。隙がなく面白い。

「団地ともお」 小田扉
 毎度毎度面白い。感動させられるし、笑えるし、ほのぼのさせられるし、と言うわけで総じて癒される。主要キャラはもちろん、あまり出番のない脇役にまでちゃんと「物語」があるのがなんともいいです。読めば読むほど面白い。今年も楽しませてくれることでしょう。

「デトロイト・メタル・シティ」 若杉公徳
 D・M・C!D・M・C!もはや説明不要のクレイジーギャグマンガ。あまりにもクレイジーすぎて思わず濡れてくる。2006年最後のヤングアニマルには「DMC公式『SATSUGAI』ジャケット」が付録でついてきたり、これが「このマンガがすごい男版」で一位を獲得したりと、なにかとマンガ界をレイプされてきた。今年もこの勢いが続くのかどうか。個人的に、続かないようなら多少強引にでも終わらせちゃって欲しいかも。クラウザーさんの衰えた姿なんて見たくないっす。

「へうげもの」 山田芳裕

 信長の最期があまりにもカッコ良すぎたので。本当に色んなマンガで信長は描かれてきたけど、あんなにカッコイイ信長は見たことがない。もちろん、それ以外もものすごく面白いです。朝日、読売、毎日の三紙に取り上げられたほどですから。面白さは折り紙付で保障します。

「青い花」 志村貴子
「放浪息子」 志村貴子

 どっちかに絞ろうと思ったけど、結局無理でした。だってどっちも素晴らしく面白いんだもんなあ。どちらもキャラみんなが戸惑っていて、それがかわいかったり初々しかったり共感したり…とまあ、そんな様子がやたら面白い。



 まあ色々言いたいことはあるかもしれませんが、私の10選はこんな感じです。近々、ベスト10選(5選になるかも)の雑誌版もやろうかな、と予定しています。あまり期待せずに待っていてください。
 以下は訳アリで10選から外れた作品たちです。

「真説ザ・ワールド・イズ・マイン」 新井秀樹
 コミックビーム編集長・奥平さんが「ここ十年で最大の問題作」と評した作品。復刻版だから10選からは外しますが、これは間違いなく漫画史に名を残す大傑作です。人間の本質が問われる、「神」をテーマに描かれた作品。

「fine.」 信濃川日出雄
 売れない画家の痛々しいけど情熱溢れる青春ストーリー。現在、三巻まで出てるけどおそらく四巻で主人公・上杉の情熱が大爆発する。絵はそれほど達者ではないけど、それだけではない「何か」が確実にある作品。期待の新人。

「東京トイボックス」 うめ
 これはゲーム好きの人には是非とも読んでもらいたい。今と昔のゲームとでは「何が」違うのか・足りないのか。その答えがこの作品にはある。

「ギャグマンガ日和」 増田こうすけ
 これは好みが物凄くハッキリ分かれます。読む人によっては全く笑えないし、腹筋が鍛えられるほど笑える人もいる。それが「ギャグマンガ日和」。もちろんは私は後者。「これ以上笑ったら死んじゃう!」ってなくらい笑っちゃいます。この下らなさ、マヌケさ、いい加減さ、そしてそれらにベストマッチした絵が最高にいい。

「謎の彼女X」 植芝理一
 植芝理一の最新作。「よだれ」にとことんスポットを当てたかなり変則的なラブコメ。別にエッチしたりは全くしないんだけどやたらエロい。でもちゃんと純愛ラブコメになっているから不思議。よだれを舐めるシーンには思わずゾクゾクしてくる。
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[ 2007/01/05 08:04 ] オススメ漫画 | TB(1) | CM(6) このエントリーをはてなブックマークに追加
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この映画は絶対にオススメはしません。あくまで「紹介」に留めます。なぜならこの映画は意図的に観客に不安感や嫌悪感を抱かせるように作られており、観たことを後悔する人がかなり多いと思うので。観ると確実に不快な気分にさせられます。私も劇場で観た時はもの凄く落ち込みましたし、すごく不安な気分にさせられました。でも同時に「これは大傑作だ!」という確信もありました。エンタテインメントに於ける『暴力』表現の本質とは何なのか。この映画を観ると『暴力』の表現に対する価値観が変わります。それだけこの映画の内容自体は震え上がるほど怖く、心底胸糞が悪くなるストーリーなので二度と観たくないと本気で思うかもしれません。しかし、紛れも無い大傑作だと私は思います。

鑑賞した当時、この映画の記事を作っているのでそれも併せて紹介します。
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「ファニーゲームU.S.A」のリメイク前の作品(「ファニーゲームU.S.A」はミヒャエル・ハケネ監督のセルフリメイク作品)。ずっと絶版されていてプレミアもかなり付いていたけど、「ファニーゲームU.S.A」のDVD発売を期に再販。「ファニーゲームU.S.A」との相違点は基本的にはキャスティングと舞台のみで、脚本もカメラワークもセリフも同じ。同じ内容のものをリメイクする必要あるのか?って思う人もいるでしょうが、その必要性も価値も理由もあります。こう言うと商売みたいですが、この機会を逃すといつ手に入るか分からないので後悔しないうちに買ったほうがよろしいかと。
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