マンガノココロ

漫画レビューサイトです。ジャンプ、マガジン、サンデー、アフタヌーン、コミックビームetc…たくさんの雑誌感想もあります。
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【雑誌感想】ヤングジャンプ 

ヤングジャンプ ?40
【新連載】 「めーてるの気持ち」奥浩哉
 「GANTZ」の奥浩哉の新連載がスタート。母親が亡くなってから15年間引き篭もっている30歳ニートの父親・小泉安二郎(57)はどうにかダメ息子をせめて部屋から出そうと日々努力し、その甲斐あって(?)息子の方から「あんたに彼女が出来たら部屋から出てやるよ」と約束を取り付けられる。彼女を作るため、息子を自立させるために次の日からナンパしまくるのだが…。
 「GANTZ」とは似ても似つかない作品ですねえ。「変」はまだ読んだことないけどそっちともまた違う気がする。奥浩哉の新境地が見れそうで楽しみです。まあ新連載始めるなら「GANTZ」描いてくれよって気もしますが。

「野獣は眠らず」高橋秀武
 最終回。アッサリ過ぎて最終回だってことに気付かなかった。しかも結局この前出てきた敵キャラと全然決着着いてないし。打ち切りっぽい終わり方だけどこれは「妖怪人間ベム」の人気が予想以上に出てしまい、そっちを連載させるために切ったのでは?と予想。本当にそうなってくれると嬉しいのですが。
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[ 2006/08/31 12:23 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(3) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】週刊少年マガジン、週刊少年サンデー 

週刊少年マガジン ?39
「はじめの一歩」森川ジョージ
 鷹村の世界戦がスタート。といっても出番は来週以降ですが。鷹村って試合前に必ず旅に出るけど、そんなので勝てるほど世界って甘くないんじゃないの?って思うんだけどどうなんでしょう…。まあ最近の鷹村の試合はお祭りみたいなものなので別にいいんですけど。それはそうと、板垣は本格的に強くなってきちゃったなあ。今すぐ一歩とやってもいい試合できそう。



週刊少年サンデー ?39
【新連載】 「MARΩ―メルオメガ―」原案:安西信行/星野倖一郎
 子供達に結構人気のある「MAR」が6年後を舞台に新連載開始。とりあえず安西信行が作画担当じゃなくなって一安心。まあ近いうちに新連載やりそうですけど。タイトルも作画も変わって従来のファンは戸惑うかもしれないけど、とりあえずバッボはこちらにも登場するようでファンが離れることは少ないかな。バッボに関してはかなり安西信行に似せてあるから違和感も少なめだし。とにかく、今後もサンデーの重要な収入源となりそうなので、これからも看板張って上手く客寄せして欲しいところ。

「ハヤテのごとく!」畑健二郎
 まさか「斬」のパロディがでるとは…。思いがけない不意打ちに吹き出ししてしまった。あとイケメンの新キャラが登場。これは何気に人気が出そうですな。今後も事ある毎に絡んできそうな気がする。
[ 2006/08/30 16:17 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

新刊購入予定(9月) 

4(月)
ONE PIECE(43)
スティール・ボール・ラン(9)
太臓もて王サーガ(4)

6(水)
わにとかげぎす(1)

15(金)
さよなら絶望先生(5)
スミレ16歳!!(1)
ハヤテのごとく!(8)

19(火)
ガールフレンド(4)

22(金)
イカロスの山(4)
ヴィンランド・サガ(2)
ディアスポリス -異邦警察-(1)
世界の孫(1)
働きマン(3)

25(月)
すもももももも ~地上最強のヨメ~(5)
真説 ザ・ワールド・イズ・マイン(3)
真説 ザ・ワールド・イズ・マイン(4)

29(金)
Fine.(2)
ハクバノ王子サマ(5)
ベルセルク(31)
ボーイズ・オン・ザ・ラン(4)
医竜(12)
岳(2)

 合計22冊。
 「岳(2)」がすごく嬉しい。1巻が発売してから一年以上経ってるんじゃないですかね。本当に待ってました!って感じ。まだ読んだことのない方はどうぞこの機会に一読を。マジオススメです。

 新作は「わにとかげぎす」「ディアスポリス -異邦警察-」「世界の孫」「スミレ16歳!!」の4作品がめでたく発売。どれもこれも楽しみです。まあ、「スミレ16歳!!」は「スミレ17歳!!」の続編なんで完全な新作ではないんですけどね。

 あと、「Comicリュウ」っていう雑誌が19日(火)に新創刊されます。作家陣がベテラン揃いでなかなか期待できそうです。こりゃあ、買うっきゃねえ。

 なお、コミティアは結局用事があって行けませんでした。まあ一年に何度かあるイベントなので、次回行けばいいやって心境です。次は11月でしたっけ?今月はかなり出費が多かったし、むしろそっちの方が都合良さそうです。という訳でコミティアは11月に行く……予定。あくまで予定。
[ 2006/08/29 02:04 ] 新刊購入予定 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】週刊少年ジャンプ、ヤングマガジン、ビッグコミックスピリッツ 

週刊少年ジャンプ ?39
【読切】「SKET DANCE―スケットダンス―」篠原健太
 高校生三人で構成される、依頼主を助っ人する「スケット団」。ちっとも依頼が来なくて暇を持て余していた彼らの元に「突然彼女に別れられてしまい、その原因を探って欲しい」との依頼がきて引き受けるスケット団だが…。
 これは結構良かった。二転三転するストーリーが読み応え十分だし、スケット団の三人が個性的。それぞれちゃんと見せ場があるのもいい。絵も整っていて今すぐジャンプで連載しても全く遜色が無い。という訳で個人的には今すぐ連載しちゃって欲しいところなんだけど、そうすると正直打ち切られちゃいそう…。何でかって言うと、全体的に「地味」だから。題材からしてバトルも無ければファンタジーも無いので、どうしても派手さに欠ける。バトルシーンはあるにはあるんだけど、バトル描写が苦手なのか殆どまともに描いてないし。と言っても、キャラが個性的だしギャグもあるし絵も整っているので、そこまで地味って訳でもないんですが、ジャンプで生き残れるのか?と訊かれると微妙…。
 ちなみに、ずっと前に冨樫が「オカルト探偵団」っていう探偵漫画を描いている。こちらも個性なキャラが多く話も綺麗に一話にまとまっていて、新人の頃からその辺は上手かったんだなあと思わせる作品。ちっともパクリではないんだけど、今週の読切を読んでいて何となく思い出した。



ヤングマガジン ?39
「わにとかげぎす」古谷実
 本当に先が読めない。どのように話が転がっていくのか見当も付きません。マジでどうなっちゃうんだろう…。

「でろでろ」押切蓮介
 耳雄と留過とサイトーさんの絆を再確認でき、今週のは何気にしみじみと心が温まるいいお話。それにしても、焼きそばのお湯を捨てた時に出る「ボコン」という音までも妖怪にしてしまうとは…。押切蓮介のセンスというか着眼点は面白いと思う。



ビッグコミックスピリッツ ?39
「バンビ~ノ」せきやてつじ
 野上さんに本日のオススメを伴なりに説明でき、なんだか一皮剥けた気がする。実際、読んでいて涎出ちゃいました。伴が夜な夜な練習したことは土壇場では役に立たなかったけど、土壇場だからこそ成長できたんでしょう。その辺がなんともこの作品らしくアツくていい。

「日曜、午後、六時半」浅野いにお
 これにて最終回。最後は失踪した父の様子を追っていくお話。これもいいなあ。会社にも家族にも裏切られて何もかも信じられなくなった父親だけど、それをもう一度信じてみようと改心する心理描写が美しい。まあそれも例によって青臭いわけですが、これだけ完成度が高ければそれだけで十分です。それに個人的にこの青臭さが好きなので全く問題なし。これで終わっちゃうのは寂しいけど、今度は12月発売のスピリッツCasualに登場するとのことなので素直にそっちに期待しています。
[ 2006/08/28 00:27 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】IKKI、ヤングアニマル 

IKKI 10月号
 表紙キモイ…orz なんて購買意欲を削がれる表紙なんだ。書店じゃ買うのに躊躇うなあ、これは。まあ7&Yの定期購読サービスを利用してるんでその辺は心配無用ですが。本当に定期購読って便利。

「鉄子の旅」菊池直恵
 ゲストを連れて横見の暴走っぷりに菊池がツッコミを入れ、ゲストがそれを楽しんだり苦労したり…とまあいつも通りお約束な展開。でも今月はさりげなく重大発表が。なんと「今月を入れてあと三回で最終回を迎える」らしい。そっかー、ついに終わっちゃうのか。寂しいけれど5年もやってきたんだし、IKKI的にも鉄ヲタ的にも十分役目は果たしてくれたでしょう。大円団で景気良く最終回を迎えて欲しい。

「フライングガール」笠辺哲
 こちらは今月で最終回。最後は磯貝さんと山田君のラブコメ物語もある程度決着が着いてまあまあ満足。それよりも見所はラスト5ページ。脈絡も無くサーカスなんてやってくれちゃったりして、とにかく景気が良い。いかにも大円団って感じで本当に気持ちのいい最終回でした。「鉄子の旅」もこのくらい気持ちよく終わってくれないもんですかねえ。まあとにかく、ちょっと変わった才能の新人・笠辺哲の次回作に期待。



ヤングアニマル ?17
【新連載】 「キミキス」原作:エンターブレイン/作画:東雲太郎
 一部で大好評のPS2ソフト「キミキス」が漫画化。高校生になった主人公は幼馴染である摩央と同じ高校へ進学。中学のときはダサかった彼女だけど高校生になってからどんどん可愛くなっていき、次第にそんな美人さんに劣等感を感じてきて段々距離を置くようになってしまう。彼女が出来たらデートとかキスとかしてみたいということ、摩央には最近劣等感を抱いていたことをカミングアウトしたら「キスしてみる…?」と誘われ…。
 うわあ、これは面白い。まあ、これをかなり面白いと感じてしまうってことは俺はもう、完全にオタクなんでしょうな。今更ながら再確認した。なにが面白いって、作画も可愛いけど下手にエッチしない分、かえってエロいから。キスがこんなにエロいなんて…っていう感じでぐいぐいと引き込まれてしまう。面白いです。本当に面白いですけど、そう感じると同時に俺の中で何かが音を立てて壊れていっている…。
 それと、タイトルからしてキスに重点を置いた作品っぽいからエッチは本当にギリギリまでやらないんでしょう。っていうかエッチシーンは最後までやらないかも。この辺のコンセプトは何となく植芝理一に似ていると思う。植芝理一も「ディスコミュニケーション」の頃からたくさんエロいシーンを描いてきたけど、未だにエッチシーンは描いていない。それは「エッチはしないけどエロくさせよう」ということにかなりの情熱を注いでいるから。多分、「キミキス」も似たような情熱を注がれて作られたんだと思います。どちらかといえば、植芝理一の方がその辺も含めて全体的に一枚上手だと思うけど、こっちはこっちで非常に気になる新連載です。早く続きが読みたい。
[ 2006/08/27 01:04 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】アフタヌーン、アフタヌーン付録「四季賞ポータブル」 

アフタヌーン 10月号
【新連載】 「パノラマデリュージョン」小原慎司
 心霊犯罪(幽霊が人間に危害を加える犯罪)を取り締まる女捜査官の物語。幽霊を取り締まるっていうアイディアが面白いなあと思うし、武器がフォークという発想も珍しい。主要キャラ三人はどれも個性的でそれだけでも好感度あり。てか主人公がなかなかの美人さんでいい。すっごく面白いって訳ではないけど、これからも注目していきたい新連載だと思う。

「ハツカネズミの時間」冬目景
 例の施設から脱出してしばらくはラブコメ路線で行くのかなあとか思ったら、やはりそんな生易しい展開ではすまなそうな…そんな序盤と終盤で印象が異なる一話。ラブコメでもそれはそれで面白そうだけど、やっぱり施設での仲間を無視するわけにはいかないから自然といえば自然な流れか。

「無限の住人」沙村広明
 いよいよ最終章がスタート。不死解明編は終盤はともかく動きのあるシーンが少なくて、しかもだらだらと長くてちょっと辛いものがあったけど今月から始まった最終章はその心配は無い模様。のっけから迫力のバトルシーン勃発で作者自身の今までの鬱憤を晴らすかのような勢い。最終章といってもあと何年かやりそうだけど、とにかく最後は大きく盛り上げちゃってほしいところ。



アフタヌーン 10月号付録「四季賞ポータブル」
 流石四季賞。どれもこれもハイレベルで読み応え十分。特に今回はどれも画が上手くて読後感がいい作品が多いように思う。こうやって面白い新人さんが多く輩出されるアフタヌーンって漫画界にとって貴重な存在なんだなあと改めて思った。

【読切】 「蟲と歌」市川春子
 虫そっくりの動く模型を作っている研究員とその兄弟の物語。ある日、兄弟達には内緒で作った人型の虫が突然家へ戻ってきてしまうが、怪我をしてしまいそのまま看病することに。段々心が通じ合う兄弟達だが…。
 流石に四季大賞を貰うことだけあって完成度高い。序盤のほんわりと和む雰囲気と切ないラストのギャップがいい具合に読後感を良くさせている。ラスト前のカミングアウト後のシーンは結構泣けるものがあるのもグッド。あと個人的にはこの細い線で描かれるサラッとした作画って結構好きです。

【読切】 「My name is…」芝孝次
 谷口ジロー特別賞を受賞した作品。魂が見える主人公はある日、自分と同じくらいの子供の魂を見つけ、その魂を元の場所に戻そうとするが…というお話。これは幻想的でいいなあ。二人の繰り広げる物語がロマンチックだし、子供二人だけで展開されるからより一層おとぎ話みたいに演出されていていい。そしてこちらもやはり読後感がいい。心温まる。でも「やっぱりその名前なのかよ」っていう無粋なツッコミはしてしまいますかね。単に自分がひねくれてるだけかもしれませんが。


【読切】 「鵬の眠る城」金田沙織
 四季賞受賞作品。完全に社会から隔絶された鵬眠城。そこでは賭博、麻薬、売春なんでもありな無用地帯らしく、そこを取り壊すための前調査として警官二人が派遣されるが…。
 まず最初の鵬眠城が書き込み量たっぷりで圧倒されたし、二転三転するストーリー展開はそれだけで読み応えある。誰が主人公なのか分かりにくいのが少し勿体無いけど、それを補うには余りある勢いがあってとても新人さんらしくていい作品だと思う。


【読切】 「呪縛」植木勝満
 こちらも四季賞受賞作品。父が決闘である侍に敗れ、その敵討ちとして敵の自宅まで行ったが敵は既に他界。放心状態となった主人公はそのままその家に世話になり、そこの娘と結婚しないかという話になるが…。こちらも絵が上手くてラストが結構衝撃的。居心地の悪い読後感だけど話としては筋が通ってるので、これはこれで相応しいラストだと思う。終盤の盛り上がりは大きく、展開も予想外でかなり引き込まれる。でも侍漫画なのに動きのあるシーンが皆無ってのは素直に勿体無い。見せる場面はいくらでもあったと思うのですが…。バトルシーンが苦手なのか、ページ数が足りなかったのか、とにかく勿体無いけれど、不思議とあまり気にならない。それ程ネームが優れているってことなんでしょう。
[ 2006/08/26 12:08 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(2) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】ヤングジャンプ、モーニング 

ヤングジャンプ ?39
【新連載】 「仮面ティーチャー」藤沢とおる
 「GTO」以来となる、藤沢とおるの教師漫画が今週からスタート。ある不良高校に赴任した荒木剛太が不良たちを更正しようとするが…という感じの出だし。まあ正直、大まかなストーリーが「GTO」と大体同じなので二番煎じ感は否めませんね。主人公の性格は違うけど、それも鬼塚のパワフルなキャラみたいに魅力的なわけでもなく、へらへらしているばかりでキャラ的には弱い。二番煎じどころか劣化版みたいな感じさえする。あと、第一話なのに先が読める終わり方で中途半端。来週で一段落着くんだろうけど、どうせなら一話にまとめてくれた方が良かったと思う。

 とまあ、二番煎じだの劣化版だの貶してしまったけど、仮面ティーチャーに変身した主人公と普段の主人公とのギャップ次第では化ける可能性もあるので、全ては来週次第ですかね。あと、藤沢とおるの漫画ってヤンジャンに合っている気がするし、青年誌に移ったことでリミッターが外れて藤沢とおるの個性がもっと活かせると思う。という訳で、ちょっと期待しています。ちょっと。



モーニング ?39
 なんと今週の表紙は15℃以下に冷やすと表紙が変化するとのこと。カッコイイけどどこか寂しいなあと思ってたらこんな仕掛けがあったのか。こりゃあ、試してみるっきゃねえ、という訳で早速冷蔵庫で冷やしてみました。そしたら……おお、なんか浮かび上がってきた。更にカッコ良くなって大満足。今週の表紙は保存しておいた方がかもしれない。その価値がある…かも。とりあえずモーニング購読者は一度試してみてくださいな。

【新連載】 「踊るホスト」作:中田千樹/画:野崎ふみこ
 今週から5週連続掲載がスタート。一応、新連載ってことにしておきました。とにかく踊りが大好きなフリーターが、ひょんなことからホストに抜擢されるが、果たしてホストにダンスが活かせるのか…?という感じでスタート。この一話だけ見ると、本当に可もなく不可もなくといった感じ。無難に作っているんだろうけど、無難すぎて逆に面白味がないかなあ。でもダンスとホストっていう組み合わせは珍しいし、肝心のダンスシーンがまだなので今のところなんとも言えませんが、もう少し勝負して欲しいところ。あとこの人って山下和美のアシスタントか何かですかね。作画がちょっと似ている。

【読切】 「美童物語」比嘉すすむ
 戦争で名誉の負傷をして英雄扱いされて地元沖縄へと帰ってきた兄が学校で「方言を止めて標準語をよく理解できるようにしておきなさい」と生徒達に語り、それからより一層、標準語を島全体で徹底させるが…。

 これはなかなか面白かった。テーマ性がすごくハッキリしていて、ストレートに作者の伝えたい事が伝わってくる。沖縄人としての誇り、日本人としての誇り、そして人間としての誇りを保つために敢えて方言を使う。方言の重要性、偉大さがしみじみと心に響く。あと戦争の怖さや残酷さといったものも少し味わえる。何といっても「方言」という切り口で戦争を語るということからして面白い。多分、この作品が初めて試みたことじゃないだろうか。まあ、くどいくらいテーマ性を伝えようとしたり、主人公誰だか分かりにくかったり、画面作りが単調だったりと、多少ツッコミどころはあるものの、それらを超越した「何か」があります。これが収録された単行本は年内発売予定とのこと。多分買います。
[ 2006/08/25 01:05 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(2) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】週刊少年マガジン、週刊少年サンデー、スーパージャンプ 

週刊少年マガジン ?38
【新連載】 「未来町内会」野中英次
 「課長バカ一代」、「魁!!クロマティ高校」の野中英次の新連載がスタート。田尻電気社長、田尻清が町長に就任してその威厳を家族に見せつけようとするが…という出だし。相変わらず間が抜けているというか、なんともやる気を感じられないけれどこの人にとってはこれがデフォルト。いつも通りどんどんおかしなキャラを出していって、予測不能な展開で楽しませて欲しいところ。でも田尻家のメンツは意外と普通でちょっと残念。まあでもこの「普通」が壊れていくんだろうなあ。そういうのを期待しています。

「はじめの一歩」森川ジョージ
 久しぶりに間柴の妹である奈々子が登場。でも間柴が壊れてどうなったのか、それで奈々子はどんな葛藤があったのか、というような部分には全く触れられず、作者に無理矢理はぐらかされたような気分。宮田がどうして一歩との対戦を断ったのかも未だに触れられていないし、読者を無視するような展開が続いているなあと思う。こういう姿勢って漫画家的にちょっと問題があるような…。まあ色々と事情ってものがあるんだろうけど、やはり読者としてはいい気分はしない。



週刊少年サンデー ?38
「焼きたて!!ジャぱん」橋口たかし
 おいおい、マジで河内とバトルしないのかよ。あの凄そうな河内の修行は一体なんだったんだ。かなり盛り上がりそうなシチュエーションを敢えて潰す作者の肝っ玉には驚くばかり。しかもヒロインが坊主になったってのにアッサリと消化するし。あと羽化した蝶が何気に気持ち悪い。とまあ、相変わらずツッコミどころ満載&デタラメな展開連続で愉快愉快。

「ブリザードアクセル」鈴木央
 きちんと青春していて素直に面白い。こりゃあ六花も惚れるわな。でもアメリカか…。何気に切ない恋物語だなあと思う。



スーパージャンプ ?18

【読切】 「うっかりマリ子さん」葉月京
 「『恋愛ジャンキー』『Wネーム』の葉月京、SJ初登場!!」とのこと。ヤンガンの「Missウィザード」を完全に無視したアオリにちょっと笑った。はいはい、どうせヤンガンはマイナーですよ。内容の方は主人公マリ子のかなりドジな生活振りを追っていくというもの。どうしようもないくらいドジだけど、そこは流石葉月京、エロい作画はお手の物。ページ数の関係もあって、正直下らない内容だけどまあ仕方ないか。

【読切】 「ゴタ消し 示談交渉人白井虎次郎」大沢俊太郎
 ある家電メーカーで常連クレーマーの電話相談役をしている里美愛子。そのクレーマーの行動が電話だけに留まらなくなってきて、身の危険を感じた里美はプロの交渉人に依頼し、依頼を受けた主人公白井はクレーマーを撃退しようとするが…というお話。

 プロの交渉人の凄さがあまり伝わってこない。確かにテクニックらしいものはいくつか出てくるけど、どれも素人でも頑張れば出来そうなものでインパクトに欠ける。何だがどうでもいいようなところを強調しているような気がする。あと背景はきちっと描いて欲しい。写真貼り付けただけってのがバレバレです。背景ってある程度描かれてないと、どうしても手抜き感が全体に漂ってしまうので。背景って何気にかなり重要です。
[ 2006/08/24 00:24 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(2) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】週刊少年ジャンプ、ヤングマガジン、ビッグコミックスピリッツ 

週刊少年ジャンプ ?38
「アイシールド21」原作:稲垣理一郎/漫画:村田雄介
 アツイアツイアツイ。終盤の盛り上がりがとてもいい感じです。でもこの一話で決着が着かないところを見るとまだもう一波乱あるのかな。



ヤングマガジン ?38
「ナニワトモアレ」南勝久
 やっとグッさんとユキの関係に話が切り込んできた。意味の無いレースと抗争なんてやってないで、とっととこうしてれば良かったのに…とは正直思うけど、こうなった以上、グッさんがまたもや男泣きする羽目になっちゃうのかどうか気になるところではある。

「わにとかげぎす」古谷実
 確かに驚愕の展開になってきた。これからどうなっちゃうんだろう…。相変わらず淡々としてはいるけど、その分テンポ良く話は進んでくれてストレス無く読める。何よりも全体に漂う不気味で居心地の悪い雰囲気が堪りません。

「アゴなしゲンとオレ物語」平本アキラ
 バッティングセンターで出会った子供の幽霊とゲンさんの心温まるお話。これはいい。泣ける。この少ないページ数で出来ることは全てやったと思う。普段、くだらないギャグばかりやってるだけに破壊力抜群だし。平本アキラの幅の広さを改めて確認した。



ビッグコミックスピリッツ ?38
「ボーイズ・オン・ザ・ラン」花沢健吾
 いよいよマンモス商社に乗り込む田西。初っ端のカラーページから既にテンションが高くて一気に期待が高まる。早速アッパーが炸裂するし、このままどんどん大暴れしちゃって欲しい。

「日曜、午後、六時半。」浅野いにお
 突然失踪した父親の娘の場合。天才肌の男に恋をしてデートまでするが、その男が頭はいいけどちょっと付いていけないところがあって…というお話。天才肌な男・堀川が変化していく様子が実に爽やかでいい。やっぱり浅野いにおが描く青春物語はいいですな。来週で終わってしまうのが本当に勿体無い。
[ 2006/08/21 01:47 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】ウルトラジャンプ、ヤングジャンプ増刊「漫革」 

ウルトラジャンプ 9月号
 「借りてきた妹」、「チャリ」、「ミズガルズ」、「Good NightMare」の読切四作品が掲載。なかなか思い切ったことするな…。

【読切】 「借りてきた妹」ポヨ=ナマステ
 とにかく強引な展開で突然、バイト先の先輩の妹を借りることになった初心な主人公の物語。妹の言動は不可解な点がかなり多いけど可愛いことは可愛い…と思う。あと妹の正体はちょっと意外性あって良かった。

【読切】 「チャリ」石田カスダ
【読切】 「ミズガルズ」石田カスダ
 受賞した二作品を一挙に掲載するという、なかなかインパクトのあるデビュー。ただ、ハッキリ言ってどちらもあまり面白くない。でも絵にも画面作りにもセンスを感じるし、将来性はあると思う。もしかしたら化けるかもしれない。そこら辺を見越してのデビューってところでしょうか。その通りになってくれればいいのですが。

【読切】 「Good NightMare」よこやまなおき
 何日も何日も「化け物に自分が殺される」という同じ悪夢を見て、それに伴い首筋にあるアザが少しずつ大きくなり…というホラー漫画。結局、何がやりたかったんだろう。「他人を怖がらずに生きていこう」ってことかな?テーマ性がイマイチ分かりにくい。まあテーマ性云々以前に、ホラー漫画なのに絵柄と低い画力のせいでちっとも怖くないのには問題がある。



ヤングジャンプ増刊「漫革」 ?53
 ヤンジャンの増刊号は初めて買ったけどなかなか面白かった。個人的にはヤンジャン本誌より面白かったかも。まあ読切ばかりだから毎度毎度こうなるとは限らないけど、これからも買っていこうと思うほどの魅力は感じました。という訳で購読誌がまたも増える。これで定期購読雑誌数は全部で20かな。そろそろ金銭的にキツくなってきた…。

「秘密戦隊モモイダー」藤沢とおる
 三年ぶりの復活。復活連載となってるのでこれからは漫革の方でずっとやるみたいですね。でも三年振りということもあってか、作風は結構変わったっぽい。以前は主人公のさくらももこのアホらしい戦隊生活を描いたプチコメディーって感じだったと思うんだけどこの一話を見る限り、モモイダーの護衛として配属された新人のラブコメっぽい。漫革自体、年に5・6回しか発行されないんだから以前みたいな一話完結ものの方が良かったと思うんだけど。それはそうと、この人はGTOの頃から画力も構成力も成長してないな…。なんかGTOで燃え尽きちゃった感がある。どうにか復帰して欲しいところ。

「カタコイ」中野純子
 高校生になったらどんどん美人になっていった女の子にずっと恋心を抱いていた主人公の青春ストーリー。中野純子には珍しく(?)エロシーンは皆無で、その分爽やかさに重点を置いてる。確かに読後感は悪くないが、なんだか煮え切らないラストで無理矢理終わらせてる気もするんですが…。
[ 2006/08/21 01:03 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】少年ファング 

ウルトラジャンプ9月号の感想は少々お待ちを。遅くても明日にはアップできると思いますので…。


少年ファング 9月号
 創刊2号目。ブラッドよりは面白い…のか?かなり微妙なところ。でもブラッドより200円も高いので正直、今の充実度だと定期購読するにはブラッドよりツライものがある。今後の新連載に期待します、一応。

「少女奇談まこら」阿部洋一
 先月号の中では一番面白い作品だったが、今月はそこまでではないかな。話が進むのが微妙に遅くてもどかしい。あと妖怪キャラの特徴がイマイチわからない。まあその分、不思議な世界観を出そうとしていてそれは確かに成功しているけど、それよりももっとテンポ良く話を展開させて一話で綺麗にまとめて欲しかった。

「なまぐさ☆ボーズ伝説」おがわひだり
 ほんわかとしていてかわいい絵柄で繰り広げられる、ちょいエロドタバタコメディが楽しい。絵柄の影響はかなり強いが男女問わず、出るキャラみんながかわいいというのもいい。ただ、このノリが受け付けない人は間違いなく居ると思うので、そういう人には全く楽しめないどころか嫌悪感すら感じそう。とりあえず、個人的にはこういう漫画って何気に好きです。

「RUN!!」近藤こうじ

 俊足の足を持った高校生野球部員が主人公という、ちょっと変わった野球漫画の第二話目。俊足の選手ってのは色々な野球漫画に登場してきたけど、これを主人公に持ってきた野球漫画は結構珍しいと思う。という訳で良くも悪くも気になってる作品。先月は気になってはいたものの、大して面白くなかったのに今月は普通に面白くなってるじゃないか。いい意味で裏切られた気分。まあ主人公の設定は奇抜なのに王道的なストーリーを辿ってるのは微妙に残念ではあるけど、主人公の俊足っぷりは確かに痛快。絵もある程度整っててファングの中ではかなり読み易い部類に入るのも良し。もしかしたらファングの中で一番注目してる漫画かも。
[ 2006/08/20 00:36 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】モーニング、ヤングガンガン 

モーニング ?38
「水の色 銀の月」吉田基己
 吉田君の教え子のとある美少女の切ない恋物語。この教え子ってのが、どことなくエヴァの綾波レイっぽくてツンデレ度高し。実際、綾波をモデルにしてるんだろうなあ。本編では冬服なのに、扉絵だけわざわざ夏服になっているあたりがその証明でしょう。だってあの夏服って思いっきりエヴァじゃん。そうだとしか思えない。

 まあそんなことは結構どうでもいいんだけど、この教え子ってのが不憫で堪りません。吉田君の誰にでも振りまくやさしさが胸を締め付けて、それを本人に伝えるや否や、吉田のあの発言…。本当に可哀相。そりゃ、泣くよ。
 
 でも最後にはこの経験を活かして少し成長したようで、なかなか爽やかな仕上がり。心温まる。

【読切】 「天使のサプリ」NAOKO
 上司と愛人関係をしていたが突然別れられ、そんなムシャクシャしている時に「天使のサプリ」という謎のサプリを手に入れる主人公。詳しい効果は分からないが、どうやら「ちょっとした復讐に使える」という。とりあえずそのサプリを服用してみる主人公だが…。

 全体的に「弱い」と思う。パンチが効いてないと言ってもいい。主人公のムシャクシャした気持ちや、「私何やってるんだろう…」という虚無感など、主人公の気持ちがあまり伝わってこない。まあそれはまだいいんだけど(いいのか?)、最大の問題はタイトルにもなっている「天使のサプリ」の効力。これは本当に良く分からない。確かに、最後には「ちょっとした復讐」を完了してるんだけど、それが天使のサプリに依るものなのかどうか非常に微妙で、サプリの重要性がまるで感じられない。タイトルにもしてるくらいなんだから、もっともっと分かりやすくてインパクトのあるものじゃないと全体的に分かり難くなってしまうと思う。あと、ちょっと黒い話なのに読後感は何故か爽やか。最後がそんなもんだから、全体的にどっちつかずで中途半端な印象を受けてしまう。

 でも絵は結構上手いので、変に弄らないで普通にラブコメ描いた方がいい気がする。



ヤングガンガン ?17
「ニコイチ」金田一蓮十郎
 またまた凄い展開になってきた。こりゃあ、さすがにカミングアウトするっきゃないですかねえ。ドタバタと明るいのに、しょっちゅうハラハラさせられる油断を許さない作品だなあとしみじみ思う。まあ、呑気にしみじみしてらんない程ヤバイ展開なんですけど。

「戦線スパイクヒルズ」原作:原田宗典/漫画:伊田ヒロト
 こちらも急展開。「一体、究極奥義って何だったんだ?」とか「結局何者だったの?」とか既に色々な疑問が頭を駆け巡る。こうなると今後の展開も読めなくなってくる…かな。とにかくどう話が転がっていくのか素直に気になるところ。あと、超人技ともいえるスリシーンはいつ見ても緊張感あって面白い。この漫画の見所の一つですな。

「いわせてみてえもんだ」さと
 いつも同じようなネタばかりやっていて早くも飽きかけていたけど、今回はラブコメ度高くて普通にいい感じ。トモの真面目で一途な思いと、満面の笑顔に少なからず引き込まれてしまう。いつもどうでもいいギャグばかりやってるけど、こうやってラブコメ路線を真面目に進めるあたり、何気に油断できない作品かもしれない。
[ 2006/08/18 18:30 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【映画感想】ゲド戦記、ブレイブストーリー、カーズ 

 久しぶりに映画観ました。1700円で「ゲド戦記」、「ブレイブストーリー」、「カーズ」の三本を観ちゃいました。一作品あたり600円弱。お得なんですけど、流石に三本も連続で観ると疲れる…。首や腰はまだいいけど目がね…。あと、見ての通り全部アニメですけど別に実写が嫌いだとかじゃないです、念のため。



「ゲド戦記」
 言わずと知れたジブリの最新作。今回は宮崎駿の息子さんである宮崎吾郎さんが監督で、吾郎さんにとってはこれがデビュー作。

 ハッキリ言ってこれはジブリの中でかなりダメな部類に入ると思う。俺は終始ツッコミまくりでした。「なんであんなに人間嫌いだったテルーが突然アレンに心開いてんだよ」とか「剣はなんで封印が解けたの?」とか「そもそもあの剣ってなんだったの?」とか「龍の重要性は?」などなど…本当に2時間ツッコミまくり。しかもそのどれもが物語でかなり重要そうなものばかりなので、すっごく置いてけぼりにされた気分になる。多分、原作の方ではキッチリ説明されてあるんだろうけど、何故それを映画でやらない…。全体的に説明不足過ぎだと思う。でも原作を読んでれば勝手に脳内補完してくれるから楽しめるかもしれません。俺も原作読んでから観ればよかったと後悔してます…。



「ブレイブストーリー」
 突然両親が離婚してしまい、母親に引き取られるもその後日、母親が倒れてしまう。そんな不幸な運命を変えようとある試練に望むワタルの物語。

 すんごく面白いって訳じゃないけど、まあ普通に面白いってのが正直な感想。観ておいて損は無いかなと思うし、基本的には子供も大人も楽しめる。ただ、やはり子供向けな部分も意識してるからなのか、ご都合主義というか、話が出来すぎている部分もあり。でも絵柄の可愛さとは裏腹に、現実でのワタルとそのライバルの境遇は何気に黒い。そりゃあ、変えられるなら今の運命を変えたくなるよね、と納得すること間違い無しな程に不幸な境遇に陥っていて、その部分だけで言えば完全に大人向け。

 で、子供も大人も感動するだろう部分がやはり、最後のワタルの選択でしょう。その「すっごく大人な選択」と、そういった選択が出来るまでに成長したその姿は感動もの。また、その選択を決める直前のシーンが結構ドキドキもので、一体どんな選択をするんだろうと本当にハラハラした。最初と最後に大人でも引き込まれる部分があるからこそ、子供も大人も楽しめる作品に仕上がっているんだと思う。絵柄とファンタジーしまくりな感じが子供向けっぽく感じるかもしれませんけど、悪くないですよ、これ。



「カーズ」
 今日観た中で一番面白かったのがズバリこれ。とにかくCGのクオリティの高さに圧倒されっぱなし。例えば、磨き上げられた車って光るじゃないですか。で、その光に反射した景色がボディに写るじゃないですか。その景色って車が動くたびに変化するじゃないですか。なんとその光を常にCGで再現してるんですよ。しかも2時間ずっと。あれには本当にたまげた。それと大自然をCGで再現するのもすごい。CGなのにCGとは全く感じられず、まるで綺麗に撮れた写真を見てるよう。CGの凄さに感動するのではなく、素直にその綺麗な景色に感動してしまった(でも実はただ写真を貼り付けていただけだったりして…。本当にそうかもしれないけど、そんなことを考えてしまうくらいクオリティ高いです)。

 しかも本当に凄いのはCGではなくストーリーとキャラクター。ピクサー作品っていつもキャラクターが凄い立ってるんですよね。この「カーズ」も例外ではなく、個性溢れるキャラクター連発。そんなキャラたちの繰り広げられるドラマは素直に楽しく、普通にハマる。

 主人公のマックィーンは最初は高飛車な感じが個人的に苦手だったけど、ラジエータースプリングスという町を通して確実に成長し、その過程と結果には感動を禁じえない。笑いあり涙ありのいい映画です。 
 
 あと、余談だけど冒頭でやってた「ワン・マン・バンド」(タイトル違うかも…)という、わずか5分ほどのミニ映画が妙に面白かった。あんなに短い時間だったけど、ハッキリ言って「ゲド戦記」より面白い。で、これまた余談だけど、前の座席に座ってたガキがうるさくて100%楽しめたとは言いがたいです…。意味も無く拍手したりジャンプしたりマジでウザかった…。いくらガキだからって最低限のマナーくらい守れって…。
[ 2006/08/18 00:39 ] 読了漫画感想2007 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】コミックビーム、ビジネスジャンプ、少年ブラッド 

コミックビーム 9月号
「エマ番外編」森薫
 いよいよ今月から「エマ」の番外編がスタート。本編で登場した脇役を主人公にしたオムニバス連作をやるらしいのだが、初回の主人公はケリーさん。ケリーさんと今は亡き夫・ダグとの新婚生活(新婚かどうかは分からないけど、とりあえずどっちも若い)の物語。
 本編でも淡白な性格だったケリーさんだけど、昔はもっと淡白だったみたいですね。でもダグさんのことは本当に好きみたいで、彼のどんな小さな言い付けも守り通す健気な姿が印象的。やっぱりこう、ドライな人がたまに好きな人だけに見せる情熱的な姿ってのはいいもんですねえ。グッとくる。もしかしてこれが「ツンデレ」ってやつか?
 夫のダグさんもケリーさんの事がやはり好きなようで、一人で万博に行こうなんてことは微塵も考えてない。人柄も良くてすっごくいい人なんだなあって感じがして何となく和む。
 言葉を交わさなくても、離れていても二人とも「万博に夫婦で行く」ってのが常に頭を駆け巡っていて、そんな様子が本当にいい夫婦だったんだなあってのが伝わってきて、やはり和む。個人的には今月の心温まる結婚生活だけでもお腹一杯だったんだけど、来月はその万博でのストーリーをやる模様。ふたりのラブラブ振りを期待してます。

「銭」鈴木みそ
 今月から新シリーズが開始。今回取り上げるテーマは「メイド喫茶」。メイド喫茶って行ったことないけど、なにやらスゲー儲かっているみたいで、その仕組みにちょっと興味あり。いつもただその仕組みを紹介するだけでなく、何かしらドラマがある(しかも普通に面白い)ので単純に漫画としても気になるところ。

「ゲロゲロプースカ」しりあがり寿
 なにやら凄い壮大なストーリーに発展しそう…そんな急展開。確かに、今まで生きた人間が出てこなくて全体的に哀愁が漂ってたけど、まさかこんな意味があったとは。本当に先が読めないなあ。



ビジネスジャンプ ?18
「ONE OUTS」甲斐谷忍
 最終回。こんな最終回でいいのか…って思うほどアッサリと終わってしまった。まあでも、確かにリカオンズの優勝は確定していたようなものだし、戸口が胴上げされたりする姿なんて想像できないし…そう考えると仕方ないのかもしれない。何はともあれ、従来の野球漫画とはかなり異なる作品でなかなか楽しめました。こんなにハッタリの利いた野球漫画って他にないでしょう。これからはヤンジャンでやってる「LIAR GAME」に本腰を入れて取り組むだろうし、早くもそっちに期待しています。



少年ブラッド 9月号
 相変わらず面白くねえ…。じゃあ買うなよって感じだけど創刊号から買ってるし、元々とにかく色々な漫画を読みたいタチなんで…。しかも安いし。もうしばらくは買ってしまいそう。

 個人的には「デカ教師」若木民雄が一番面白いんだけど、やはり雑誌的にはこの辺が中堅クラスじゃないと正直キツイ。「拳鋼少女リク」弐篠重太郎もバトルしてる時はいいんだけど、最近はそのバトルシーンが皆無なのでかなり微妙…。ドラゴンボールみたいにバトルしまくって良いと思う。だって他のバトル漫画全然面白くないから…。「HOLA!―オラ!―」高山瑞穂はブラッド唯一のスポーツ漫画で何かと華があると思う。内容の方はベタベタで青臭すぎるシーンばかりだけど下手に小細工を使ってない分、読みやすいっちゃ読みやすい。一応、可能性は感じる。あくまでブラッドの中でのみの話ですが…。何気に好きなのが「すいへーりーべ!」吾妻ナオミ。ふんわりとしたキャラとバカなノリが結構楽しい。暫くしたらラブコメ路線もやって欲しいかな。

 あと、今月からバーニングブラッド賞の一次予選がwebの方で始まった。これは全38作品を19作品ずつ二つのグループに分け、それぞれのグループから4作品が選出。決勝に残った8作品の中から受賞作品を決定するというもの。この企画の大きな特徴は読者自らがネットで投票するという点。ちなみに一人三票。なかなか斬新で企画自体は面白い。

 で、俺が投票したのは以下三作品。
「月のウサギさん」井上行広
 主人公が可愛くってドタバタコメディも素直に楽しい。絵も他の作品群では一番上手いし、間違いなく優勝候補でしょう。
「天魔大戦ヴァーシード 選ばれし者の剣」
 絵が比較的整ってるので。でもこんな陳腐なファンタジーはやらずにラブコメやった方がいいとは思いますが。
「J-Girl」
 主人公も含め、キャラクターに人間味があまり感じられず全く感情移入できないが、最後の一本背負いのシーンはそれなりに迫力があったので。まあそれも「YAWARA!!」の影響受けまくりなんですけどね…。

 ハッキリ言って投票に値する作品は「月のうさぎさん」だけでも良かったんですけどね。他は必ず三票投票しなくちゃいけないから選んだだけのこと。そのくらいレベルが低い…。中には素人どころか、中学生レベルのような作品もいくつかあり、よくこれで選考漏れしなかったなあとつくづく不思議に思う。あまり考えたくは無いが、もしかしたら持ち込まれた作品全て公開してるのかもしれない。だとしたらかなりヤバイ。全部で38作品しかない上にこのレベル…。やばい、やばすぎる。
[ 2006/08/16 17:40 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】ビッグコミックスピリッツCasual 

ビッグコミックスピリッツCasual ?13
 金田一蓮十郎といがらしみきおが載ってるということで購入。っていうか多分これから買い続けるでしょう。なんだか最近、増刊の良さが分かってきて増刊という言葉に弱くなってきた。ヤンジャンの増刊号も買いそう。

「リトル・リトル」金田一蓮十郎
 とある野球漫画のキャラクターに本気で恋心を寄せている女子中学生の青春ストーリー。
 本当に金田一蓮十郎って安定してるなあって思う。「ニコイチ」もそうだけど、一話一話が基本的にハズレ無し。まあ物凄く面白いって分けじゃないんだけど、ついつい読んでしまう程度の魅力は十分過ぎるほどあるし、人によってはついつい単行本も買ってしまいそう。っていうか俺もその一人かも。
 作風も自由自在に変化させている。少年誌なら勢いのあるギャグ漫画を、若者向けの青年誌ではカラッと明るいドタバタコメディを、大人向けの青年誌では明るいけどどこか暗さのある少し深い作品を、という感じで本当に自由自在。まあ雑誌の読者層に合わせるなんてことは他の漫画家も当たり前のようにやってるんだけど、この人の場合は絵柄がどこの雑誌でも適応できそうで、その点で他の漫画家とは一線を画していると思う。少女漫画でもいけるんじゃないかなあ。何気にすごく幅の広い作家さんだと思う。

「みんなサイボー(後編)」いがらしみきお
 スピリッツCasualはこれが初めてなので前編は読んでないのですが、あらすじが結構上手く出来てたので問題なく読めた。簡単に言うと、人間が小さな細胞の塊であるということを知ってとても衝撃をうけた小学生の主人公が、他人が細胞の化け物に見えて仕方なくなってしまい…というホラー漫画。
 本当にベテラン作家は侮れないなあと改めて思った。いがらしみきおって「ぼのぼの」の作者ですよ。あのシマリス君とかアライグマ君とか、しまっちゃうおじさんが出てくるあの「ぼのぼの」です。まあ、いがらしみきおが本気を出したのはこれが最初では全然ないんだけど、とにかくベテランの底力ってものを見せ付けられた。もしかしたらコナンとかこち亀の作者も本気を出すと、とんでもないことになるのかもしれない…。あまり想像できませんが。
[ 2006/08/15 17:00 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

更新は明日… 

 すいません、ちょっと今日も更新できそうにないです…。明日には何かしら更新できると思うんですが、それでも何日かに分けての更新になると思います。とにかく時間がなくて…。

 ちなみに、更新予定の内容は「ビジネスジャンプ ?18」、「月刊少年ブラッド9月号」、「月刊コミックビーム9月号」、「ビッグコミックスピリッツCasual ?13」の雑誌感想です。もう少々お待ちを。
[ 2006/08/14 07:28 ] 未分類(雑記) | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】ヤングアニマル、別冊ヤングマガジン 

ヤングアニマル ?16
「ふたばの教室」八神健
 意外な二人がキスしているところを同じクラスの人が目撃してしまい…という新シリーズが開始。小学生のピュアな恋物語と、それを好奇心からどうしてもからかってしまう小学生の悪戯心をどうやって描いてどうやって解決するのかなあ、とちょっと気になるところ。何気に好きな作品です。単行本を買うかどうかは分かりませんが。

「シュラバカ!」原作:原翔/作画:前川かずお
「フェルマーが笑ってる」堀江智宏

 ダブル最終回。「シュラバカ!」は経済学部の自分にとって、少なからず興味深いものがあったのでちょっと残念。まあ、この人は今日発売の別冊ヤンマガで「逆転裁判」を新連載で始めたので、そっちの方で頑張ってくださいな。ちょっとした話題作みたいですし。
 「フェルマーが笑ってる」は正直、第一話目からして駄作感が漂ってたので、打ち切りもまあ納得…。作画もちょっと頑張って欲しかったけど、ラブコメと科学部的なことの両方をやろうとしたら、どっちも中途半端になっちゃったかなあという感じがする。どちらかに重点をおけば少し違った結果になったかもしれない。
 立て続けに最終回でしたけど、どうせなら「破軍」もとっとと終わらせてくれないかなあ…と内心毒づいてみる。主人公が超人過ぎるし舞台も現代じゃないし、無意味なエロが多すぎるし…全然感情移入できません。



別冊ヤングマガジン ?17
【新連載】 「逆転裁判」監修&協力:カプコン/脚本:黒田研二/漫画:前川かずお
 良作と名高いGBAソフト「逆転裁判」が漫画化。原作を忠実に再現していてファンを裏切らないまずまずの仕上がり。ただ、漫画にしちゃうとどうしてもセリフが多すぎちゃう上に、原作がやった事がない人にはちょっとツッコミどころが多く感じてしまうかもしれない。原作が好きな人にはこのツッコミどころが、むしろ愛着があって良かったりするんですけど、やった事がない人にはただただ引っかかるだけな気がする。まあメディアミックス作品ってのは元々、原作がどれだけ好きかってので印象が大分違うのでこればかりはどうしようもないですかね。
 それはそうと、作画を担当している前川かずおは同じく11日発売のヤングアニマルで「シュラバカ!」が最終回を迎えている。同じ日に同じ作者の最終回と新連載が重なるなんて…。なかなか珍しいこともあるものですな。

「デビルエクスタシー」押見修造
 最終回。別冊ヤンマガに移ってからとにかく話が大きくなる一方で、本当に前・中・後の三話で終わるのかなあ…と不安だったんですが最後は壮絶に締めくくった。思わず笑ってしまうようなシーンもあるんだけど、この漫画の場合、その馬鹿馬鹿しさを超える何かが確実にある。そんな怪作でした。
 押見修造ってちょっとおかしな漫画ばかり描いているけど、次回作もそのコンセプトを崩さないでまた押見修造っぽい漫画を描いて欲しいなあと思います。

「RIN」新井英樹
 そう来ましたか…。すんげえ強引な交渉。確かにこういうやり方嫌いじゃないです。っていうか、よく考えてみるとこの方法でしかリンを説得できない気がする。相変わらずおもしれーです。

【読切】 「エターナル・マジック」池尻英樹
 「魔女は生涯で一人の男を愛する。婚期を迎えた魔女は旦那様を探す旅に出る」
 そんなロマンチックな生き方をする魔女に憧れてやまない清水千草は高校を卒業後、ビデオ店でバイトを始め、そこでちょっと冴えない久保山さんと出会い…という青春物語。
 これは結構面白かった。魔法は使いたい、でも現実はそんなもの使えるわけがない。そんな現実と非現実のせめぎ合いみたいなのが良く、しかもそれが全編を通して最後のシーンへの伏線となっている演出が見事。まあトントン拍子に話が進んでしまっている感はあるものの、新人さんなのでその辺はこれから場数を踏めばどうにでもなるでしょう。一皮剥けると化けそうな気がしないでもないです。全体的に荒削りな作家さんだけどその分、今後の成長と活躍を注目していきたい新人さんだと思います。
[ 2006/08/12 11:53 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】モーニング2 

モーニング2
 モーニングの新増刊雑誌。えらくストレートなネーミングだけど、作家人は充実していて雑誌としてはかなり面白い。次号も絶対に買います。

「Danzo」オノ・ナツメ
 両親が離婚して父親と離れ離れになってしまった主人公は、母親に黙って父親の家に行き葡萄園の仕事を手伝うが、父親はまともに口を利いてくれず…という滑り出し。
 オノ・ナツメが講談社で描くのってこれが初めてじゃないかなあ。まあ出版社なんて結構どうでもいいんですが、読切ではなくオムニバズ方式の連載っぽくてこれは素直に嬉しいところ。それと、オノ・ナツメの絵はやはり魅力的なようで、表紙にも使われている。ただ、個人的にはオノ・ナツメの絵は三頭身よりも八頭身の作画のほうが好きなので残念っちゃ残念ですかね。まあお話の方は相変わらず安定して面白いので文句は言いませんが。

「ONKO TEXAS」山下和美
 上京して超売れっ子作家となった主人公。でもサイン会で上京する前、自分をパシリとして扱ってきた奴らと再会し、そのリーダー格とも言える龍彦(龍ちゃん)とも再会。ビッグになっても龍ちゃんに対する劣等感が埋められない主人公だが…。
 主人公と龍の十年越しの青春物語ですね。最後の龍が見せたわずかな弱みを通してお互いに理解しあう姿がなんとも爽やか。相変わらず山下和美は読みきりが上手いですねえ。

「Brown Life―ブラウンライフ―」小山宙哉
 戦場で仲間が死んでもそれを敢えて笑い飛ばす、そんな「タフ」な男達の物語。仲間が死んでも悲しくないわけがない。だけど笑う。笑わないと何かに押し潰されてしまうから…。彼らは実際に笑いまくってるけど、そんな様子が逆に悲しく辛い。そんな読切です。
 「ハルジャン」や「ジジジィ」のように、小山宙哉が得意とする躍動感溢れるシーンは全く無いけど、その分精神面に焦点を置いたような作品でした。作者自身、自分の新しい可能性を模索しているんでしょう。得意のジャンプシーンとかが見れなかったのは残念ではあるけれど、これはこれで面白かったし、小山宙哉の別の面も見れてなかなか興味深いものがありました。何気に楽しみな新人さんだと思う。

「惑星スタコラ」加藤伸吉
 「乱漫」の加藤伸吉が登場。と言っても「乱漫」は気になってはいたものの、まだ未読…。でもこれを読んで買おうと決意しました。そのくらいの才能を感じた。とにかく作画がダイナミックで迫力ありまくり。特に、虫型の車が子供の上を駆けていくシーンなんて凄くて、あれだけでも才能のある作家さんであることは十分理解できる。まあ正直なところ、内容の方は良く分からなかったんですが、あの迫力を堪能できるだけでも価値はあると思う。

「気の抜けたビールで…」黒田正数
 ハードボイルドな刑事に憧れる主人公が、ハードボイルドな先輩刑事の生活振りを追う…というお話。
 なにがあってもハードボイルドを貫く内須賀さんのアホらしさがナイス。というよりも、内須賀さんのイメージが崩れていく様子が愉快痛快、といった方が正しいかも。とにかくキャラの壊れっぷりが見事で楽しいです。あと、個人的にこの絵柄は結構好き。キャラが生き生きと感じられます。こりゃあ、「それでも町は廻っている」も買うべきですな。そう思わせる読みきりでした。

「チャイ・スー―折れない心―」雪児
 以前、モーニング本誌で掲載されたキックボクシング読切の続編。デビュー戦が決まった主人公だけど、先輩とのスパーリングで今まで築いてきた自身が崩れかけるが…と言う感じで展開されていく。
 いつの間に連載化決定したんだよって感じですが、前回はかなり面白かったので連載化は素直に嬉しいところ。でも正直、前回の方が面白かったかなあってのは否めませんかね…。前回は引き篭もりだった主人公がキックボクシングを通じて外の世界へと出て行く様子が、いかにも成長しているという感じがして良かったんです。でも今回は(続編だから当たり前なんだけど)既に引き篭もりでも何でもないので、成長物語としてはどうしてもドラマ性に欠けてしまう。まあ今回は純粋にキックボクシングの成長物語を描こうとしたんだろうけど、展開がちょっとありきたりな感じで前回ほどのインパクトは得られず…。まあそれでも面白いことは面白かったですし、試合次第で、いくらでもひっくり返る可能性があるのでやはり期待しています。
[ 2006/08/10 12:31 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】週刊少年マガジン、週刊少年サンデー 

週刊少年マガジン ?36・37
【新連載】 「新約巨人の星 花形」原作:梶尾一騎・村上のぼる/漫画:村上よしゆき
 あの名作野球漫画「巨人の星」が星飛雄馬の最大のライバルである花形満を主人公にしてリメイク。
 ああ~、やりやがった…ってのが正直な感想です。こんなの花形じゃない。作画からして既にアレだけど、何と言ってもあの花形特有の高級感溢れる気品が全く感じられない。そしてあの花形がピンチに陥っているのが気に入らない。花形を窮地に追い込むのは花形が唯一、ライバルと認めた星飛雄馬にしかそれは許されないはずなのに…。しかし、リメイクされた花形はかなりどうでもいいザコキャラを相手に、土俵際とも言えるピンチな状況に追い込まれてしまっている。そしてその後の花形の必死振りがなんとも泥臭くて情けない。確かに、巨人の星の最大の魅力は暑苦しいほどアツイスポ根ドラマであり、その為には泥臭いシーンは必要不可欠だけど、それは星の役割であって花形には絶対にあってはいけないはず。それが花形満という男なのに…。まあ、花形を主人公にしてしまった以上、ある程度泥臭くなってしまうのは仕方ないかもしれないけど、なにも第一話からそれをやらなくてもいいでしょうが…。最初の一話くらい、花形の鮮烈で華麗なデビューを果たしてやるべきだったんじゃないの?と思う。
 ハッキリ言って「巨人の星」のリメイクとして読むには辛い。完全に新作だと思って読んだ方がよろしいかと。



週刊少年サンデー ?36・37
【新連載】 「ダレン・シャン」原作:Darren Shan/漫画:新井隆広
 オカルト好きのスティーブと蜘蛛が大好きなダレン。ある日、謎のサーカスが開かれるというチラシを見て、好奇心からそのサーカスに行ってみる二人だが…。
 (原作は未読なのでその程度の人の感想だと思ってください…)主人公・ダレンとその親友スティーブの数奇な運命を追っていく物語って感じかな。ちょっとキャラが弱いかなあと思うけど、生き別れた二人の絡み方次第では結構楽しくなりそう。今はダレンが主人公みたいだけど、時にはスティーブ視点で話を進めたりして、二人の主人公の物語を平行して進めるいいんじゃないかなあと思いました。「からくりサーカス」のマサルとナルミとか、「バガボンド」の武蔵と小次郎みたいな感じで。まあ、まだ一話目なのでどう話が転がるのか分かりませんけど、まずまずの滑り出しでいい感じだと思います。ちょっと期待。
[ 2006/08/09 20:27 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【オススメ漫画】「フルーツ」木葉功一 

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「フルーツ」木葉功一 [Amazon][BK1]

 木葉功一が三年くらい前からIKKIでたまーに描いていた読切を集めたもの。突然声が出なくなった売れっ子シンガー、泣き虫で甘えん坊の女殺し屋、娼婦をしていたらある客から500億ドルの遺産を相続させられた少女などが登場し、そんな彼女たちと、それに魅了される男達の物語が6つ収録されている。

 木葉功一の作品は初めて読んだんだけど、なかなか面白い作家さんだと思う。でもハッキリ言って普通じゃない。話を作り難そうな一癖も二癖もあるキャラクターをわざわざ作り、その後の展開も予測不能でメチャクチャ。例えば、突然声が出なくなった売れっ子シンガーはどうやってその声を取り戻そうとするのかというと、なんと「ケニアのある部族の特別な儀式」によって回復しようと試みる。普通なら医学で治そうとする。その方が人間の行動として自然だし、その中でもドラマは十分作れるはず。だが、木葉功一は敢えてその様に話を転がせる。木葉功一とはそんな作家なのである。

 とにかく教科書通りの漫画ではなく、一歩間違えれば何かが崩壊してしまいそうな、そんな「危うい」印象がする。けど矛盾してるようだけど、短編一つ一つの完成度は高い。設定も展開も普通ではないけれど、ちゃんと完成されている。それが出来るだけの実力があるという証明でもあるんだけど、なんともアンバランスな作家さんだなあと思う。それと「目力がある」とでもいいましょうか。キャラクターの表情に、目に迫力があってすっごく生き生きしていて、とっても魅力的。読んでいてどこか心地いい気分にさせてくれる。お話的には全然そんな雰囲気はないのに心地いい。本当にアンバランス。

 色々とアンバランスな作品だけどこの場合、アンバランスは褒め言葉。アンバランスゆえに、凡作とは絶対に無縁であるし、凡作では決して味わえない魅力がある。そんな怪作であり快作です。万人受けではないけど、一読の価値は十分あると思います。
[ 2006/08/08 14:03 ] オススメ漫画 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】週刊少年ジャンプ、ビッグコミックスピリッツ、ヤングマガジン 

週刊少年ジャンプ ?36・37
「アイシールド21」原作:稲垣理一郎/漫画:村田雄介
 最近は非常にいい感じに盛り上がっていて素直に楽しいです、ハイ。でもこのまま試合が終わっちゃうと雪光の活躍があまりにも少なすぎるような気はしますけどね…。



ヤングマガジン ?36・37
「わにとかげぎす」古谷実
 会話を聞いてるだけで話が進むRPGのように、トントン拍子に話が進む。が、それが返って不気味。不気味すぎる。あまりにもスムーズに展開されるストーリーと、全体に漂う不気味な緊張感のギャップがなんとも言えず、とにかく続きが気になって堪らない。こうなると「次号、大々々々波乱!!!!」という、あまりに単純なアオリもやたら気になってしまう。
 何がしたいのか良くわからない漫画だと思ってたけど、良くも悪くも続きが気になることは間違いないです。そして9月9日には単行本が発売とのこと。今まで散々迷ってたけど多分買います。



ビッグコミックスピリッツ ?36・37
 待ってました!今週から「浅野いにお」と「松本大洋」の新連載が開始!これを起爆剤にスピリッツ黄金期が再来してくれればいいのですが。実際、そのくらいのパワーを持った作家さんだと思いますし。

【新連載】 「日曜、午後、六時半。」浅野いにお
 ひょんなことから一年半ぶりに元カノと再開し、あっという間にラブホテルへ直行するが、彼女にはかなり重い悩みがあることがわかり…という感じの滑り出し。相変わらず心理描写が秀逸で、それだけでも読み応えあり。良くも悪くも青臭い青春漫画ばかり描いている浅野いのおだけど、この卓越した心理描写は青春漫画にはうってつけだと思う。毎度毎度、完成度は高いですし。それに個人的にはこの青臭さが好きなので今回の作品も期待しています。

【新連載】 「竹光侍」松本大洋
 簡単にあらすじを説明すると、隣に越してきた謎のお侍さんを観察する子供のお話。いや、でも主人公は侍の方なのかな。とりあえず、侍の存在感はかなりデカイ。
 本当に松本大洋はすげえなあ。一コマ一コマが芸術的…という表現は大袈裟すぎかもしれないけど、とにかく漫画の最先端を行くような作画で、漫画の範疇を超えてるんじゃないか?っていうくらいレベルが高い。これを拝めるだけでもお腹一杯、大満足です。なによりも松本大洋の作品は抜群の存在感がある。スピリッツに限らず、どの雑誌にいってもこの存在感は薄れないんじゃないでしょうか。いや~、スピリッツが楽しみで仕方なくなってきた。
[ 2006/08/07 00:24 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【オススメ漫画】「RIN」新井英樹 

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「RIN」新井英樹 [Amazon][BK1

敵を、観客を、そして読者を魅了するボクシング
 アッパーズで連載していた「SUGAR-シュガー-」の続編。前作は雑誌が休刊してしまうという不幸に見舞われたが、なんとかヤングマガジンで復活してくれた(現在は別冊ヤングマガジンで連載中)。そして一話目がとにかく強烈。なにがスゴイって、なんと第一話目にして世界チャンピオンに輝いてしまうのだ。こんなボクシング漫画は他にないでしょう。

 しかし、本当に衝撃だったのは試合結果ではなく石川凛の恐るべきボクシングの才能。ボクシングの理想的なスタイルのことを「蝶のように舞い蜂のように刺す」というが、石川凛のボクシングはそんなもんじゃない。フットワークは残像が残りそうなほど速く、パンチは閃光のように鋭く速い。そのあまりにも早過ぎるスピードからはリング全体が射程範囲のような印象さえ抱かせる。実際、リンには「距離」なんてものはあって無いような物だと思う。そんな奴が負ける姿なんて想像できるわけがなく、いとも簡単に世界チャンピオンに君臨する。世界タイトルマッチにもかかわらず、ついにリンは一発もパンチを喰らうことはなかった。

 そんなボクシングに関しては間違いなく大天才だが、リンは主人公であるにもかかわらず性格はハッキリ言ってすっげーむかつく。常に人を見下して馬鹿にして、自分はギャーギャー騒ぎ立てるばかりで本当に迷惑この上ない存在。もちろん反省なんてしない。こんな奴と絶対に友達になりたくないと心の底から思う。が、くどいようだがボクシングをしている時の彼は本当にすごい。すごすぎる。そんな感じで人間性とボクシングの才能、そのギャップが凄まじく、彼に対しては様々な印象を抱くだろう。「ボクシングをしている時だけは好き」、「才能は認めるが好きにはなれない」、「とにかく嫌い」などなど。どんな印象を抱くにせよ、共通して言えるのは誰もが彼に引き寄せられてしまうだろうということ。とにかく強烈な個性を持ったキャラクターであることは間違いない。「RIN」というタイトルにしたのもその辺が理由なのではないだろうか。

 とりあえず、こちらで第一話が公開されているので是非とも読んでみて欲しい。とにかく圧倒的な彼のボクシングに惚れてしまうはず。なお、前作「SUGAR-シュガー-」を読んでなくても十二分に楽しめるのでその点はご心配なく。
[ 2006/08/05 02:45 ] オススメ漫画 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】ヤングガンガン 

ヤングガンガン ?16
【読切】 「気象予報士 京野そら」花津ハナヨ
 スピリッツで「CAとお呼びっ」を連載している花津ハナヨの読切が登場。「ブリッジをするとその日の天気が分かる」という能力を持った気象予報士を目指す主人公の京野そら。まだ新米ADだけど、ある日、お天気キャスターに代理で抜擢され…。
 「CAとお呼びっ」のように騒がしい性格の主人公ではないが、お話自体は花津ハナヨらしい、ドタバタとした仕上がりで楽しい。なんといっても「ブリッジをするとその日の天気が分かる」なんていう馬鹿馬鹿しい能力がいいです。でも単に描き分けが苦手なのかもしれないけど、キャラの作りが「CAとお呼びっ」にみんなそっくりで正直、適当かなあという気もする。まあ話自体は面白いのであまり気にしませんが。
 ちょっとヤンガンの中では異なったテイストなので、浮き気味な気もするけど個人的には連載しちゃって欲しいところです。
[ 2006/08/04 11:41 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】ヤングジャンプ、モーニング 

ヤングジャンプ ?36
「Wネーム」葉月京
 月イチ連載から「月イチ2週連続掲載」に昇格。なんだか珍しい連載ペースだけど、2週掲載したら2週休んで…の繰り返しってことですかね。でもせっかく連載ペースが上がったのに、ストーリー的にはどこかまとめに入りつつあるような気もするんですが…。

「LIAR GAME-ライアーゲーム-」甲斐谷忍
 敗者復活戦も今週で終了。神崎ナオの敗者復活戦なのに秋山がゲームを牛耳っちゃったり、2週くらい前から神崎ナオの勝利は揺るぎないものとなっちゃったりするもんだから、このゲームはぐだぐだに終わるかなあとか思ってたんですが、最期はきっちり綺麗に締めてきて驚いた。神崎ナオが秋山を凌駕する活躍を魅せたのがとにかくグッド。意外性もあったし。
 終わり良ければ全て良し。この敗者復活戦もなかなか楽しめました。こりゃあ、次の三回戦も期待していいかな。

【読切】 「世界のすべてに」KUJIRA
 女ったらしの男を彼氏に持つ女子高生の苦いような爽やかなような青春物語。これはなかなか面白かった。自殺しようかっていう心境から立ち直っていく姿が爽やかで、読後感がとても気持ちいいです。ボロボロになりつつあった自分を目の見えない青年が救う。でも決してお涙頂戴的な感じではなくて、流れ自体はあくまで自然なのも○。でもこの大きな心境の変化をたった一日の出来事でこなしてしまうのは、いささか乱暴な気もしないかなあ。まあ、引っかかる部分はこの程度で、他は問題なく面白かったです。
 このKUJIRAっていう新人さん作品は初めてだったんですが、もっとこの人の漫画を読んでみたいなあと思わせる人でした。出来れば自分の買ってる雑誌の中でなにかしら連載してくれないかな…と、少々身勝手なことを思ってみる。



モーニング ?36
【読切】 「天使の舞い降りるチャペル」かわすみひろし
 「大使閣下の料理人」のかわすみひろしが4ヶ月ぶりに読切で復帰。内容のほうは、チャペルとしては問題ありまくりな従業員ばかりで全然客が来ないチャペルを経営する男のお話。久しぶりに客が来たと思ったら、その客は以前付き合っていた彼女で、彼女に対して未練を残しているのにその人の為に結婚式をプロデュースすることになってしまい…という感じで展開されていく。
 なるほど、しっかり面白いです。ただ、連載を意識し過ぎてると思う。問題のある従業員ってのが何人か居るんですが、どれも設定を見るからに、ドタバタと楽しくお話を転がせるようなキャラばかりで期待は出来る。が、そんなキャラクター達が全くと言っていいほど本筋の話に絡んでないのが痛い。というか勿体無い。一朝一夕で作れるキャラではないと思うんですけどねえ…。まあ、また秋に掲載するみたいだし、多分殆ど連載化が決まっているんでしょう。そうでないとあのキャラたちとそれらを生み出した作者が不憫で堪らない。
 この読切も確かに良かったんですが、この作品が本領を発揮するのは読切ではなく連載。別に読切で様子見とかしないで、とっとと連載したほうがいいんじゃないでしょうか。
[ 2006/08/04 01:13 ] 読了漫画感想2006 | TB(1) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

【雑誌感想】週刊少年マガジン、週刊少年サンデー 

週刊少年マガジン ?35
【新連載】「FAIRY TAIL」真島ヒロ
 「RAVE」の真島ヒロの新連載がスタート。今回もバトルあり魔法ありのファンタジーな作品みたいですね。相変わらずギャグは全く笑えないけど、雰囲気はまあ明るくて読み易いことは読み易い。あと脇役ながらも非常にドライな性格の人魚がナイス。何だかんだ言って雑誌的には華がある作品だと思うんで多分今回も人気出るでしょう。面白いかどうかはまあ別として…。

その他

 なんと来週からあの「巨人の星」が花形を主人公にしてリメイクされるとのこと。もはやスポ根漫画として伝説的に有名な作品だけど、作画を見てみると正直微妙…。「巨人の星」の持つ壮絶な男臭さが全く感じられない。と言うわけで完全な新作に近い感じになると思いますが、そうなるとかなりリスキーな気がする…。ハッキリ言ってマガジンの作家陣は「内容の良し悪しは二の次で絵(見やすい絵)を重視する」って人が多いので、過去の名作を汚すなんてことになりかねないと思う。そうならなければいいんですが…。



週刊少年サンデー ?35
【読切】「スペース用心棒でござ候。」高枝景水
 剣道の部活中、突然「スペース用心棒」と名乗る未来人が降ってきて訳の分からない敵を次々とやっつけるが…。
 主人公が誰なのか分かり難かったり、敵の説明が少なすぎて正体が意味不明すぎたりっていう部分はあるんだけど、全体的にはきちんと少年漫画していて悪くはなかったと思います。何だかんだ言って、4週連続掲載された読切の中では一番良かったと思う。でももう少し綺麗に話をまとめて欲しかったかなあ。
[ 2006/08/02 20:21 ] 読了漫画感想2006 | TB(0) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

新刊購入予定(8月) 

8月になったので今月の新刊予定をアップします。

4(金)
BLEACH-ブリーチ-(23)
NARUTO-ナルト-(34)
アイシールド21(20)
魔人探偵脳噛ネウロ(7)

11(金)
からくりサーカス(43)

17(木)
はじめの一歩(77)

23(水)
G.I.D.(下)
新装版ヴィンランド・サガ(1)
ひまわりっ ~健一レジェンド~(2)
へうげもの(3)
軍鶏(24)
謎の彼女X(1)

25(金)
戦線スパイクヒルズ(4)
同棲レシピ(1)

29(火)
ホーリーランド(13)
ユリア100式(1)

30(水)
SWWEEET(2)
アグネス仮面(8)
闇金ウシジマくん(5)
団地ともお(8)

31(木)
コダマの谷
群青学舎(1)
ザ・ワールド・イズ・マイン 完全版(1)(2)

 合計23冊。今月の注目はやはり植芝理一「謎の彼女X」ですかね。すっげー楽しみです。あと「ザ・ワールド・イズ・マイン 完全版」も非常に気になるところ。大量に加筆されているらしいので否が応にも期待が高まります。新作は他にも「ユリア100式」や「同棲レシピ」をはじめ、「新装版ヴィンランド・サガ」などが続々と登場。「群青学舎」「コダマの谷」と、入江亜季作品も二連発。どれも楽しみにしていた作品で待ち遠しい。待ち遠しいいと言えば「へうげもの(3)」もその一つ。なんといっても例の超カッコイイ信長の最期が拝める。この為にへうげものを全巻そろえる価値はあるんじゃないか、っていうくらいカッコイイので未読の方は是非とも一読を。
 合計23冊とちょっと少なめですが、その分濃いです。楽しみな一ヶ月になりそう。
[ 2006/08/01 18:17 ] 新刊購入予定 | TB(1) | CM(0) このエントリーをはてなブックマークに追加
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ナオミ・ワッツティム・ロス

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この映画は絶対にオススメはしません。あくまで「紹介」に留めます。なぜならこの映画は意図的に観客に不安感や嫌悪感を抱かせるように作られており、観たことを後悔する人がかなり多いと思うので。観ると確実に不快な気分にさせられます。私も劇場で観た時はもの凄く落ち込みましたし、すごく不安な気分にさせられました。でも同時に「これは大傑作だ!」という確信もありました。エンタテインメントに於ける『暴力』表現の本質とは何なのか。この映画を観ると『暴力』の表現に対する価値観が変わります。それだけこの映画の内容自体は震え上がるほど怖く、心底胸糞が悪くなるストーリーなので二度と観たくないと本気で思うかもしれません。しかし、紛れも無い大傑作だと私は思います。

鑑賞した当時、この映画の記事を作っているのでそれも併せて紹介します。
映画「ファニーゲームU.S.A」


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スザンヌ・ローターウルリヒ・ミューエ

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「ファニーゲームU.S.A」のリメイク前の作品(「ファニーゲームU.S.A」はミヒャエル・ハケネ監督のセルフリメイク作品)。ずっと絶版されていてプレミアもかなり付いていたけど、「ファニーゲームU.S.A」のDVD発売を期に再販。「ファニーゲームU.S.A」との相違点は基本的にはキャスティングと舞台のみで、脚本もカメラワークもセリフも同じ。同じ内容のものをリメイクする必要あるのか?って思う人もいるでしょうが、その必要性も価値も理由もあります。こう言うと商売みたいですが、この機会を逃すといつ手に入るか分からないので後悔しないうちに買ったほうがよろしいかと。
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