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オススメ漫画(2008年7月)

カテゴリ : オススメ漫画
特にオススメ(3作品)
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「FLIP-FLAP」 とよ田みのる

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「百舌谷さん逆上する」  篠房六郎

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「えの素 完全版」(上) 榎本俊二


オススメ(2作品)
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「明日泥棒」(1) 原作:外薗昌也/作画:別天荒人

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「月光条例」  藤田和日郎

オススメ漫画(2008年6月)

カテゴリ : オススメ漫画
特にオススメ(3作品)
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「おもいでエマノン」 原作:梶尾真治/漫画:鶴田謙二

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「ラッキー」 村上かつら

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「少女マテリアル」 鳴子ハナハル
男の子なら買いませう。
オススメ(1作品)
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「オノ・ナツメ短編集TESORO~テゾーロ」 オノ・ナツメ

オススメ漫画(2008年4月)

カテゴリ : オススメ漫画
特にオススメ(2作品)
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「ネムルバカ」 石黒正数

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「地球の生活」 山本直人


オススメ(10作品)
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「家族八景」(上) 原作:筒井康隆/漫画:清原なつの

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「ノノノノ」(1) 岡本倫

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「プピポー!」 押切蓮介

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「ミスミソウ」 押切蓮介

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「宇宙兄弟」  小山宙哉

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「侵略!イカ娘」 安部真弘

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「木造迷宮」 アサミ・マート

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「マコちゃんのリップクリーム」(1) 尾玉なみえ

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「マスターピース・オブ・オールナイトライブ 特攻取材」 鈴木みそ

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「ギャラクシー銀座」(1) 長尾謙一郎

オススメ漫画(2008年3月)

カテゴリ : オススメ漫画
半年近く放置していた「オススメ漫画」を更新。それで、これから毎週土曜は今まで放置していた「オススメ漫画」をどんどん更新していきます。ただ、数が数なのでレビューは勘弁してください。正直そこまで手を回す時間がありません…。ごめんなさい。
特にオススメ(4作品)
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「パノラマ島綺譚」 原作:江戸川乱歩/漫画:丸尾末広
狂気に満ちた楽園。丸尾末広の作画、テンポ、空気、全てが江戸川乱歩と相性が抜群。

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「アオイホノオ」(1) 島本和彦
島本和彦のデビュー前の様子を漫画化(フィクションだけど)。赤く赤く真っ赤に燃え上がりたいが、当時は未熟ゆえに青くくすぶった炎にしかなれない。そんなもどかしさと不安を抱きながら繰り広げられる熱い物語。また、作中には庵野秀明をはじめとした数々の漫画家や監督などが実名で登場する。

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「美咲ヶ丘ite」(1) 戸田誠二
良作の短編集。挫折したり不幸な目に遭ったり、でも最後にはそこから抜け出したり克服したりしてちょっとだけ前向きになる。別に大きな事件があるわけではないし「日常」と呼べるものばかりだけど、きちんとドラマとして仕上がっていてどの短編も清々しい読後感が味わえる。やっぱり戸田誠二って上手いです。

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「ブランコ」(1) ウィスット・ポンニミット
文学的な漫画とでも言いましょうか、純粋に「中身」を読ませられる作品。絵が上手いわけではないし、演出が良い訳でもなければ特別キャラが立っている訳でもない。しかし心に訴えかけてくるような強いメッセージがビンビン伝わってくる。純粋に「面白い漫画」ってこういうモノを言うのかもしれない。


オススメ(5作品)
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「マーメイドライン」 金田一蓮十郎

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「金剛番長」(1) 鈴木央

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「流出者 -ナガレモノ-」 鈴木みそ

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「鵺の砦」 福島聡

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「MOON 1―昴ソリチュードスタンディング」(1) 曽田正人

オススメ漫画(2008年2月)

カテゴリ : オススメ漫画
特にオススメ(3作品)
この世界の片隅に
「この世界の片隅に」(上) こうの史代
これは非常に暖かいです。戦時中に嫁入りしたすずという女性の庶民的な日常を描いたもので、その様子は戦時中とは思えないほどほんわかと暖かい。特にすずの旦那である周作とのやりとりは幸せ満点。また、こうの史代の全てフリータッチで描かれた絵柄もその暖かさを演出するのに一役買っている。しかし舞台は完全に戦争を匂わせるもの。主人公のすずは全くそんなこと考えていないだろうが、この幸せはいつまでも続くのものではない(かもしれない)。だから「戦争」という最凶の不安の中で繰り広げられる幸せ模様はとてもかけがえの無いものに感じられ、まさに幸せをかみしめるような作品に仕上がっている。幸せの尊さを感じられる秀作だと思います。

生活
「生活」(1) 福満しげゆき
福満しげゆき初の長編。そう聞いただけで心躍る人もいるんじゃないでしょうか。福満しげゆき独特の地味な作風はそのままに、バトルやアクション、緊迫感のあるシーンなどが描かれる。定年を迎えたおじさんがトンカチで戦ったり、ひ弱そうな青年がワイヤーで戦ったりとキャラクターもなかなか個性的。地味でネガティブな福満しげゆきの作風だが、「悪い者には天罰が下る」という密かなメッセージ性を感じなくも無い。なにかと個性的で独特の味わいのある人なので、「僕の小規模な失敗」や「僕の小規模な生活」が楽しめた人は一度読んで損は無いと思いますよ。

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「聖☆おにいさん」(1) 中村光
キリストとブッダが東京の立川で非常に庶民的な生活をしている様子を描いたギャグ漫画。ありえないツーショット。そして神なのにありえないほど庶民的な二人。というわけで神の尊厳なんてこれっぽちも感じられないという、正に神をも恐れぬギャグ漫画です。誰もが少なからずイメージとして共有している神の威厳。それを逆手に取ったギャグは妙に気が抜けて馬鹿馬鹿しく楽しい。またキリスト教や仏教をネタにしてはいるが、海(プール)を割ったり後光が差したりと、どれも元ネタは常識の範囲内。宗教的な知識なんて全く必要ないので、基本的に誰でも気楽に読めるのもいい。


オススメ(5作品)
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「探偵綺譚 石黒正数短編集」 石黒正数
石黒正数2冊目の短編集。相変わらず非常にテンポのいいギャグを描いてますねえ。1冊目の短編集「PRESENT FOR ME」みたいに「これは読んどけ」っていう作品は無いものの、どれも良作揃いで良い。「それでも町は廻っている」などが好きな人は是非。

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「ささめきこと」(1) いけだたかし
百合ものです。百合だけど(だからこそ?)、とても白く清いラブストーリー。主人公は親友に思いを寄せていて、でもその親友は他に好きな女の子がいる。どちらも女の子を好きになっているのに自分の想いは親友には届くことが無いという、とても切ない想いを心の内に秘めている主人公。友情の壁を破ることが出来ない切なさに心打たれる。

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「はるいちばん」 萩尾ノブト
「ユリア100式」などでお馴染みの萩尾ノブトのオリジナル作。オリジナルと言ってもノリは「ユリア100式」とそっくりなエロコメ。主人公の下宿先の女性達がなぜか主人公に逆セクハラしまくってきて…というのが主な内容。「ユリア100式」が楽しめている人は読んで損は無いと思いますが、過激さで言えばこっちの方がより上かも。

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「PEACE MAKER」(1) 皆川亮二
「スプリガン」や「ARMS」でお馴染みの皆川亮二の最新作。アクションシーンが馬鹿みたいに上手い皆川亮二が今作で挑んだのはガンアクション。正直なところ、このジャンルは皆川亮二に向いてないじゃないかと思ってたんですが、そんなのは杞憂だった。やはり皆川亮二の描くアクションシーンは躍動感と迫力があってとてもカッコイイ。

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「犬のジュース屋さんZ」(1) おおひなたごう
野球場の左中間でジュース屋を営んでいる犬のギャグ漫画。ギャグの密度がもの凄く高い。それでいてその笑いを読者に強要させないのがおおひなたごうの魅力。めまぐるしいくらいに下らないギャグが展開されるが、それでも「笑いたいところで笑ってください」という器のでかさ。こういうギャグ作家はあまりみたことがない。

今月のオススメ(2008月1月)

カテゴリ : オススメ漫画
特にオススメ(6作品)
僕の小規模な生活
「僕の小規模な生活」(1) 福満しげゆき
福満しげゆきの売れない漫画家っぷりを実に生々しくコミカルに描いた日記漫画。赤裸々すぎるほど赤裸々に描かれた日常と、どこまでも正直に描かれ続ける心理描写。その二つが相乗効果を生み、どこまでも生々しい日記漫画として仕上がっている。特に中盤以降の展開はそれが大爆発し、そのあまりの生々しさに読んでるこっちが「こんなこと漫画に描いていいのか?」と心配してしまうほど。また、妻との面白おかしいやりとりも必見。

ブラッドハーレーの馬車
「ブラッドハーレーの馬車」 沙村広明
グロ注意…と、警告したくなるくらい凄惨で壮絶で残酷な少女達の物語。沙村広明は作品からその人の人間性が滲み出ていてとても面白いと思ってるんですが、今作で滲み出ているのは沙村広明のサドっ気。わかり易く言ってしまうとレイプ願望ってやつですかねえ。胸糞悪くなるくらいに少女達が蹂躙・陵辱され、その未来はどれも救いようが無く、そして残酷。あまりにも可哀相過ぎて涙が出てくるほど。また、沙村広明の非常に高い画力がそれらを高いクオリティで効果的に演出させていて、ただでさえ残酷な物語を更に拍車をかける。内容的にはもっともっとキツイ作品なんてたくさんあるだろうけど、これだけ高い画力でそれを表現した漫画ってかなり少ないと思う。兎にも角にも凄惨で残酷なので、誰にでもお勧めできる作品ではありません。「読まなきゃ良かった」なんて思う人もいるでしょう。ただ、自分はどんなジャンルにしろ「一点集中型」の作品はとても高く評価しているので、敢えて強くお勧めします。それだけ残酷でキツイ作品だということです。

俺はまだ本気出してないだけ
「俺はまだ本気出してないだけ」(1) 青野春秋
40で会社を辞めて漫画家を目指し始めた主人公の青春コメディで、絶望的な状況にもかかわらず主人公は「俺はまだ本気出してないだけだから」という、根拠の無い余裕に溢れていている。でも頑張るのは一瞬。しばらくするとまたグダグダと寝転がったりしてペンすら握らない。そんな三歩進んで三歩下がっているような青春漫画だけど、そんな中で自分の可能性を探っていく様子は独特の味わいがあり、なにかと個性的。掲載誌はIKKI。新人発掘に余念が無いIKKIらしく、また面白い新人さんが輩出されたなと思う。

ストライプブルー
「ストライプブルー」(1) 原作:森高夕次/作画:松島幸太郎
右で投げればコントロールは無いが剛速球、左で投げれば球威は無いが抜群のコントロール。そんな世にも珍しい「スイッチピッチャー(両刀投げ)」が主人公の高校野球。題材こそ珍しいが内容はどこまでも本格的で、両刀投げの主人公が「今後どんな活躍をしてくれるんだろう」というノンフィクション性のある期待感がとても高い。またそんな高校野球と平行して繰り広げられるのが、これまた結構本格的なラブコメ。ハッキリ言って序盤はずっと試合らしい試合が無いんだけど、それをラブコメが埋める。充分すぎるほどに。高校野球としてもラブコメとしても楽しめ、キャラも個性的。なかなかクオリティの高い少年漫画ではないでしょうか。

巨娘
「巨娘」(1) 木村紺
これは強烈(笑)。表紙をドドンと飾っているのは巨娘ことジョーさん。このジョーさんがもう、とんでもなく恐ろしい。ヤクザ顔負けの威圧感で気に入らない奴は容赦なく吹っ飛ばす。元彼だろうが客だろうがヤクザだろうが全然お構い無し。「巨娘」と言われる所以は図体だけでは決してなく、この豪快すぎるほど豪快な破天荒っぷりが理由なのだ。でも彼氏には異様に優しくて性欲旺盛。これもまた「巨娘」に相応しいところ。でも一番強烈なのはこれが「神戸在住」と同じ作者だということだろうか。180度なんてもんじゃないってくらい作風のギャップが激しい。激しすぎる。良くも悪くも木村紺の新境地には違いない。

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「ゲロゲロプースカ」 しりあがり寿
表現力に長けるしりあがり寿の最新作。今回は子供の大切さ・子供の可能性、未来といったものを描いてきたかな。テーマ性が深くとても考えさせられる。なお、「増刷不可能の完全限定本」となっていてお値段も1800円とかなり高額。しかし装丁は漫画史に残るんじゃないかってくらい手が凝っている。

オススメ(4作品)
大江戸ロケット
「大江戸ロケット」(1) 原作:中島かずき/漫画:浜名海
突然上空から舞い降りた美女・ソラ。腕のある花火師・清吉と出会い、花火でもってソラを月へ帰そうとするが…というのが主な内容。スタイリッシュでノビノビとした作画がやたら魅力的。かっこいい。「花火」という最高の見せ場をとても爽快感のあるものに演出させているのも評価したいところ。大筋はかぐや姫っぽいお話だがそれ以外にも数々の伏線が張られており、今後の展開には注目。

まちまち
「まちまち」(1) かがみふみを
純粋無垢。無茶苦茶ピュアなラブストーリーです。あまりにも純粋で純情で初々しくて、読んでるこっちがニヤニヤしてしまうほど。初恋を思い出すこと間違いなし。なお、かがみふみをは前に「ちまちま」という、これまた非常にピュアなラブコメを描いているけど今作はその続編とかではないのでご心配なく。でもこれが楽しめたら「ちまちま」も強くお薦めします。

吉田家のちすじ
「吉田家のちすじ」(1) 中島守男
大人の萌え漫画。むちむちとした体系の吉田家の嫁・多香子と、それを取り巻く夫・(前妻の)長男・義父・義祖父が繰り広げる日常を描いたギャグ漫画。セクハラまがいのことをする男性陣、そしてそれに困ってしまう多香子さん。こう書くとなんかエロ漫画っぽいけど、読んでる感じとしては純粋に面白おかしくて完全にコメディとして仕上がってるのが魅力。また、一話一話のまとめ方が上手く読後感も良好。何気に上手いと思う。

Danza
「Danza」 オノ・ナツメ
オノ・ナツメのノンジャンル作品集。基本的にどれも良かったけど個人的には「湖の記憶」が一番良かった。この人にしては珍しいSFモノで、時空を超えた親子愛に感動した。やはりオノ・ナツメはいいです。

2007年オススメ雑誌ベスト10

カテゴリ : オススメ漫画
あけましておめでとうございます。
このブログがほんの少しでもみなさんの漫画ライフを楽しいものにできたら、それほどうれしいことはありません。今年もどうぞ「マンガノココロ」をよろしくお願いします。

新年一発目の記事は「2007年オススメ雑誌ベスト10」。2007年で私が講読してきた雑誌は全部で33誌(増刊号含む)。その中で楽しめた雑誌をランキング形式でご紹介。雑誌講読のきっかけになれば幸いです。ではどうぞ。

10位 漫画アクション
2007年2月くらいから購読開始。中年が主な購買層だろうけど、これは意外と結構ハマった。「幸せの時間」のアホ丸出しなエロ展開も良かったし、「昭和の中坊」も世代は違うけど共感させてもらって楽しかった。あと「殺し屋さん」もよかったなぁ。下らなすぎた。あまりにも。「夜、海へ還るバス」もラストは色々と考えさせられた。そして忘れてならないのが「鈴木先生」。これは雑誌で読み進めることで見事にハマった。意外と安定感ある雑誌だと思う。

9位 別冊ヤングマガジン
読切が多くてやや波はあるけど、それだけになかなか面白い新人さんが輩出されたりするので色々と気になる雑誌。今年は「パンダの刑」の中山勇次郎が一番良かったかな。絵は下手糞だけど演出は評価したい。連載作ではやっぱり「RIN」が最高に面白かった。ただ試合に入るまでがちと時間かかりすぎたような。今は試合始まってるので今後の展開は要注目。「kiss×sis」も毎度毎度エロエロでございました。

8位 ビッグコミックスピリッツ
モーニングから電撃移籍した「新ブラックジャックによろしく」があんまり面白くなくてガッカリさせられたけど、何だかんだ言って層が厚く安定感あっていいです。「アフロ田中」は毎週コンスタントに笑わせてくれるし、「闇金ウシジマくん」では借金の恐ろしさに背筋が凍る。異論はあるだろうけど「21世紀少年」も浦沢のエンターテイメント流儀を貫いて良かった。あと地味に「ひとりずもう」もピュアな青春劇で楽しめた。そして自分でも不思議だけど気になって仕方ないのが「ギャラクシー銀座」と「パギャル!」。なんか分からないけどスゴイ。うん、すごいとしか言いようがないと思う。

7位 ヤングジャンプ
2007年のヤンジャンは調子良かった。「ハチワンダイバー」は相変わらず絶好調だし「キングダム」も安定して楽しめた。「まだ、生きてる…」もワイルドな生活がとても生命力に溢れていて圧倒された。「リアル」には泣かせてもらったなぁ。そして11月の半ば頃から始まった新連載5連続がどれも今のところ好調なのがとても期待させられる。今年のヤンジャンはやってくれる……かもしれない。

6位 IKKI
「海獣の子供」には毎月圧倒された。あと毎月載ってる訳じゃないけど「美咲ヶ丘ite」がすごい良かった。やはり戸田誠二の短編はいい。「ドロヘドロ」は核心に迫ってきていて目が離せなくなっているし、「夜回り先生」にはコンスタントに泣かせてもらった。「俺はまだ本気出してないだけ」も単行本でまとめて読んだらかなり楽しめた。新人発掘に余念がなくて結構応援してる雑誌です。今年もどんどん新しい才能を輩出させて欲しい。

5位 週刊少年チャンピオン
アクションとほぼ同時期に購読開始したんですが、ごめん、正直チャンピオン舐めてました。すごく面白かったです。「みつどもえ」、「侵略!イカ娘」、「マイティ・ハート」などドタバタコメディはどれも好調。4コマでは「サナギさん」が相変わらず面白いし、「ストライプブルー」、「ドカベン」の野球漫画二作品でどの雑誌よりも野球は安定しているのでは。「範馬刃牙」などの看板漫画も波はあるけど楽しめる。下手したら掲載作品の殆どをそれなりに楽しめていたかもしれない。毎週楽しませてもらった。ただ、秋田書店系は人気がない漫画は単行本出さないのでそれはちょっと勘弁してほしい…。

4位 モーニング
今年もなにかと元気だった。「島耕作」、「特上カバチ!」などの重鎮は相変わらずの安定度。「GIANT KILLING」も試合になると俄然盛り上がっていい。「へうげもの」も毎度毎度最後に誌面をビシッとカッコよく締めてくれて読後感が心地いい。そして「僕の小規模な生活」。福満しげゆきの知名度を一気に上げたんじゃないだろうか。漫画にどこまでも貪欲で好きです。モーニング。

3位 アフタヌーン
相変わらずすごく面白かった…んだけど、2007年は新連載と四季賞が個人的にちとイマイチだった。あと「蟲師」も休載が多く、しかも若干低迷してきてる印象。とは言え、アフタヌーンはやはり良作の宝庫。30作以上掲載しているのに、その8割以上が楽しめているかもしれない。1000P前後ある大ボリュームのうち800Pを楽しめてると思うと漫画好きとしては嬉しい限り。四季賞で常に新しい才能を発掘しているのもすごく好感が持てる。とにかくジャンルが幅広いのもいい。いつまでも買い続けたい雑誌です。

2位 モーニング2
まだ創刊して7号しか出していないけどかなりハイクオリティだと思う。オノ・ナツメの短編と「不思議な少年」は相変わらずの高い安定度だし、中村光とくぼたまことのヤングガンガンコンビのギャグ漫画はどちらも好調。あと笠原哲の短編が個性的で毎度毎度すごく面白い。それらに加えて、この雑誌の素晴らしいところは読切。基本的にどれも面白いんですが、毎回5作前後掲載されている読切のどれもが、「こんな漫画、こんな才能がまだあるんだぜ」という編集部の期待が込められているようでとてもワクワクする。

1位 コミックビーム
『濃い』。掲載されている漫画のどれもが濃い。時には泣けてくるくらい、しんみりさせてくれる「コーヒーもう一杯」。「エマ番外篇」は毎度一人のキャラを掘り下げていて、そのキャラの魅力を引き出していて良い。どこまでも魅力的な絵の「群青学舎」。心暖まるファンタジーの「庭先案内」。最高にほのぼのしている「よみきりものの…」。などなど短編はどれも個性的で素晴らしい。ギャグは「夜は千の眼を持つ」が作者・上野健太郎のポテンシャルの高さにとにかく圧倒させられる。ワザとふざける「かねひらでCHU」。読者に笑いを強制させない「銀河宅配便マグロ」。ストーリー漫画では「アワヤケ」のカオスっぷりがとにかく凄まじい。先が読めない、そしてカッコイイ「アベックパンチ」。悶々もやもやしてるようすが初々しくてたまらない「放浪息子」。狂気に満たされたユートピア「パノラマ島綺談」。怖くて仕方がなった「累」。などなど、これだけ語ってもまだまだ語り尽くせない。それがコミックビーム。読もう!コミックビーム!
【関連記事】
オススメ漫画(2006年総括〜雑誌版〜)

2007年オススメ漫画20+3選

カテゴリ : オススメ漫画
なんとか特にオススメオススメの二つに分けましたが、去年のオススメマンガ(2006年総括)の10+5選と同じく『ベスト20』ではなく、あくまで『20選』です。相変わらず順位とか関係なし。とにかく優柔不断な性格なんで、どうしても順位付けとか自分にはできそうにありません。いつものオススメ漫画と同じ感じですが、その2007年総括だと思ってください。ではどうぞ。
特にオススメ2007
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「預言者ピッピ」 地下沢中也 → 当時のレビュー
やっぱりまずはこれ。発売当時、当ブログで「無茶苦茶面白い」と絶賛した作品で、その評価は今も変わっていません。本当に凄かった。とにかく壮大で深い深いテーマを孕んだSF傑作。人類の未来と可能性をまざまざと突きつけられる。まだ未完な上にいつ完結するのか一向に目途が立ってないけど、10年かかってでも完結させて欲しいと本気で思います。どうぞ一読を。

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「累」 田邊剛 → 当時のレビュー
個人的に2007年はホラー漫画が好調だったという印象があるんですが、その中でも飛びぬけて怖かったのがこれ。「恐怖」って何種類かあると思います。まず洋風と和風。「オカルト的な恐怖」と「現実的な恐怖」。後者は更に「男性的な恐怖」と「女性的な恐怖」に分けられると思うんですよね。まあもっと細かく分けられますが、この作品では「洋風」を除いて今挙げた恐怖全てが織り込まれていて、和製ホラーの真骨頂とも言うべき作品に仕上がっています。男性の恐怖と女性の恐怖が重なった時に起こる、常軌を逸した『それ』。それが和製ホラーの真骨頂として描かれています。作画のほうもホラー描くためにあるんじゃないかってくらい、ホラー漫画に適していて絵的な怖さも抜群。隙がなく怖い。

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「岳」 石塚真一 → 当時のレビュー
これは本当に広く読まれて欲しい。山を舞台に繰り広げられる人間ドラマ。山の恐ろしさと魅力、山に魅せられた人と山を恨んだ人、実に様々な人間ドラマがオムニバズ形式で繰り広げられる。山岳漫画の傑作。

僕の小規模な生活
「僕の小規模な生活」 福満しげゆき
待ちに待った単行本。作者・福満しげゆきの日常を実にネガティブに描いた日記漫画。「自分」というキャラクターの、暴露と言ってもいいくらい実も蓋も無く赤裸々に描いた日常。そして福満しげゆきの感情が直に伝わってくるような生々しい心理描写。主にその二つが魅力でしょうか。「自分」というキャラクターをここまで詳細に表現した漫画も珍しい。特に後半のモーニングで週刊連載が決まった際の揉めっぷりは「こんなこと描いていいのか?」と、読んでるこっちがハラハラして本当にどうなるかと思った。2月からまた週刊連載が始まるみたいですが、そちらも今から非常に楽しみ。ちなみに「僕の小規模な失敗」の続編ではあるけどこれから読んでも全く問題なし。でもこれが楽しめたら前作も読むことを強くオススメします。

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「近未来不老不死伝説バンパイア」 徳弘正也 → 当時のレビュー
テーマがとてつもなく重く、そして社会風刺が強烈。強いメッセージ性を感じられると同時に、きちんとエンターテイメントしているのが素晴らしい。絶対に万人受けはしないだろうけど、絵柄が嫌いだから・すぐ下ネタが入るからといって敬遠してしまうのはあまりに勿体無いと思う。今年は特に(雑誌で読んでいて)11月頃からの盛り上がりがすごかった。命と信念を懸けた熱いバトル。泣いた。

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「宇宙家族ノベヤマ」 岡崎二郎 → 当時のレビュー
ほんわかな絵柄と地味な作風とは裏腹に、物語は壮大でかなり奥が深いSF作品。宇宙、文明、宗教、戦争、命、などなど様々なことを考えさせられるほどテーマは壮大だが、ホームドラマとしての一面も強く、時には心温まる。地味ながらにかなりの良作。侮れない。

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「チノミ 」 吉永龍太 → 当時のレビュー
現代版吸血鬼のサスペンスホラー。アフタヌーンで毎月毎月ドキドキしながら読んでいたなぁ。作者の吉永龍太は個人的に2007年で一番注目してる新人さんだったりします。ジャンルとしてはホラーだけど、「怖い」というよりも「鬼気迫る」といった感じでとにかく緊張感があるのが特徴。謎に迫る不気味なストーリーだけでなく独特な線と独特な構図、独特なコマ割り、それらが読者の心拍数を上げる。


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「あしたの弱音」 タイム京介 → 当時のレビュー
青春の形は色々あると思うけど、この漫画の青春はずばり「成長」。何をやっても駄目駄目だった主人公・弱音が、恋をして一人で生きて…そんなこんなで、みるみるとたくましく成長していく。「男子三日会わざれば刮目して見よ」とは良く言ったもので、これを読み終えた頃には弱音の成長に感動しているはず。熱くカッコよく、泣けて読後感も清々しい。青春漫画の傑作なんじゃないでしょうか。

fine
「fine.」 信濃川日出雄
デビューしたのは2006年だけど個人的に最も注目している新人さんの一人。この漫画の最大の魅力は、主人公と作者の溢れんばかりの『情熱』がこれでもかとぶちまけられているところ。ハッキリ言って主人公も作者もあらゆる点で未熟。でも未熟だからこそ、情熱だけは誰にも負けられない。そんな泥臭い情熱で満たされていて、それが回を追うごとにボルテージが上がり、そして最後に大爆発する。とにかく痛くて泥臭いので万人受けはしないだろうけど、この情熱には一度は触れて欲しい。そろそろ新作描いてくれませんかねぇ。

オススメ2007
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「21世紀少年」 浦沢直樹 → 【解説】「21世紀少年」最終回を読み終えて
「20世紀少年」含め、8年にも渡る長期連載がついに完結。賛否両論……というよりも、ネットの評判を見る限り「否」が大多数だとは思いますが、個人的には「あれこそ浦沢さんのやりたかったことなんだな」と納得を通り越して唸った。ボブ・ディランのようにいつか認められればいいのですが…。あと、過去にあの最終回に関する解説記事を書いていますのでリンク張っておきます。

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「少年少女漂流記」 乙一/古屋兎丸 → 当時のレビュー
非常につかみ所の無い曖昧で不確かな青春漫画。でもその「曖昧さ」は青春の象徴で、実際、学生時代に青春を謳歌していたはずなのに当時から「青春」を肌で感じてた人なんて殆どいないでしょう。どこからが青春でどこからが青春じゃないのか、なんて誰にも分かりません。でも青春って確実に存在します。つまり何が言いたいのかと言うと、青春って非常に曖昧なんじゃないかってことです。そういった青春の「曖昧さ」を見事、高いクオリティで漫画に表現したのがこの作品。内容は他の青春漫画とは良くも悪くも一線を画しているけど、それをやってのけた古屋兎丸は素直に凄いと思う。

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「HUNTER×HUNTER」 冨樫義博 → 「HUNTER×HUNTER」雑誌感想
良くも悪くも2007年で最も話題になったんじゃないかと思う。踊らされてるのかもしれないけど、騙されてるのかもしれないけど、なんだか悔しい気もするけど、でもこれを選ばずにはいられない。だって本当に面白かったから。正確には単行本24巻はそこまでじゃなかったんですが、ジャンプでは毎週毎週先が気になってしょうがなかった。なんだか釈然としないけど認めざるを得ないのが冨樫。そんな文句をタレながらも続きが気になって仕方が無いのが冨樫。復帰を今か今かと待ち望んでしまうのも冨樫。本当に問題児だな…。

へうげもの
「へうげもの」 山田芳裕
相変わらず面白かった。個人的にこれは単行本よりも雑誌(モーニング)で読む方が好きで、隔週連載でいつも一番最後に載っているんですが一話一話がビシッとカッコ良く締まって終わるんですよね。結果的にモーニングという雑誌自体もなんか気持ちよく読み終えた気がしてすごく清々しい。「へうげもの」で締められたモーニングが好きだ。

シグルイ
「シグルイ」 山口貴由
こちらも相変わらずすごく面白かったけど、特に今年発売した8巻と9巻はやばかった。いよいよ敵討ちが始まり、もう白熱してるなんてもんじゃないってくらいの盛り上がり。いつもテンション高いけど今年はそのテンションも最高潮に近かったんじゃないでしょうか。これ、読む度に傑作だと思う。

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「ハチワンダイバー」 柴田ヨクサル → 当時のレビュー
「このマンガがすごい!2008」でぶっち切りの1位を獲得した作品。強烈過ぎるほど強烈な『勢い』が最大の魅力の将棋漫画。この勢いに一度呑まれると冗談でもなんでもなく、本当に本から威圧感を感じてしまうほど。そのくらい凄まじい勢いに溢れている。自分はにこ神vs.プロ棋士の時に、主人公さながらに「押され」ました。いや本当に。それにしても、この馬鹿みたいに高いハイテンションがよく一年以上も続いたなぁ。

鈴木先生
「鈴木先生」 武富建治
初めて単行本で読んだときは「まあまあ面白いんじゃない?」程度だったんですが、今年から漫画アクションを購読し始め、雑誌で読み進めるうちに自分の中で爆発的にヒットした。真面目に教師漫画してて「考えさせられるなぁ」とか思ったら、突然何の前触れもなくキャラがぶっ壊れたりギャグが入ったり斜め上の展開を見せたりと、なんかもう笑っていいんだか真面目に読んでいいんだか、読んでるこっちが戸惑ってくる。言っておきますけどこれ、目茶苦茶褒めてます。この漫画の魅力を一言で言い表すのは難しいけど、なんていうか常にテンションが高く、それ故にゴロゴロと面白いように話が転がる上に、突然それがありえない方向へ飛び跳ねる感じ。一度ハマるとやばいなぁこれは。抜け出せないくらい癖になる。

海獣の子供
「海獣の子供」 五十嵐大介 → 当時のレビュー
待ちに待った五十嵐大介の最新作。『大自然の魅力と力』というものを存分に引き出した作品。とにかく自然描写が綺麗で、海の音や匂いが伝わってきそうな勢い。ただ、それだけに多少値上げしてもいいからカラーページは全てカラーで収録して欲しかった…。不満らしい不満はその一点のみ。科学の力なんて自然の前には大したことないんだな、と思えてくるくらい説得力のある『自然』。そして五十嵐大介の底知れない才能に圧倒される。

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「リアル」 井上雄彦
今年の「リアル」は泣かせてくれました…。ドリームス戦が熱すぎた。特にヨネさんがすごく良かった。個人的に泣けたのはヨネさんが「もっと動け!動いてくれ!」と自分の腕を叩いてるシーン。もう本当に肉体の限界までヨネさんは頑張っているんだけど、どうしても身体的な限界が自分の行動を縛ってしまう。しかし試合に勝ちたい。そんな不甲斐なさ(ここを不甲斐なく感じる必要はないのに)が悔しくて悔しくて、その悔しさからろくに動かない自分の腕を思いっきり叩く。そんな身体的な限界を超えた勝利への執念と情熱に溢れる姿に泣ける。この漫画読んでると健常者と障害者の差なんて本当に些細なものなんだな、と思えてくる。実際、車椅子バスケなのにそんじょそこらのバスケより白熱している。

群青学舎
「群青学舎」 入江亜季 → 当時のレビュー
「魅力的な絵」ってみんなそれぞれあるだろうけど、個人的に大好きな絵を描いてくれているのが入江亜季。スラッと流れるような線と漫画的なデフォルメ、そして何と言っても『目』がすごくいい。吸い込まれるような感情的で生きている『目』。キャラクターの感情が「目」だけて伝わってくると言っても過言ではないほど生き生きしている。そしてそんな魅力的な絵で実に様々な短編を描く。恋愛モノや学園モノをやったかと思えば、ファンタジーやシリアスな戦争モノをやったりと実に幅が広く、それぞれ良くまとまっていてなかなか上手い。「絵はいいけど内容はちょっと…」という類の作品ではないのでその点はご安心を。

のだめカンタービレ
「のだめカンタービレ」 二ノ宮知子
あまり少女漫画は読んだことないけど、ジャンルなんて関係無しに大好きな作品。たしか今年の初めにまとめ買いして読んだと思うんですが、いや〜あの時はやばかった。「おもしれぇ!」と声に出して感動した。ギャグ漫画として読んでもいいんじゃないかってくらい笑えるドタバタコメディを展開しつつ、音楽の持つ底知れない力と魅力というものを十二分に引き出していて素晴らしい。「音」が絶対に出ない漫画でここまで音楽の魅力を表現できるものなのかと感動した。



キミキス
「キミキス」 東雲太郎 → 当時のレビュー
「萌え漫画枠」ってことで萌え漫画を一つ。「こんなこと普通言わねーだろ」とか「それでいいのか?」とか色々とツッコミたい部分はあるんだけど、ただでさえ東雲太郎の達者な作画だけでもお腹一杯なのに、そこから更に突っ込む隙なんて与えぬまま数々の萌え演出を畳み掛けるようにぶち込んでいく構成にはまいった。これを読んでると俺が壊れていくのを実感する……。

サナギさん
「サナギさん」 施川ユウキ
「4コマ枠」ということで4コマ漫画を一つご紹介。この漫画の魅力はずばり『ことば弄りが上手すぎるくらい上手い』というところ。毎週毎週一つの「ことば」を徹底的に遊びつくす。遊ぶだけではなく、それをきちんと笑いに還元しているところも高く評価したい。この人頭いいです。

ムーたち
「ムーたち」 榎本俊二 → 当時のレビュー
「ギャグ漫画枠」。一つのテーマを突き詰める、という意味では「サナギさん」に通じるものがあるかもしれないけど、この漫画のそれは異常。常軌を逸してると言ってもいいくらいで、無駄なテーマが哲学的にすら感じてしまうほどに突き詰める。恐怖すら感じてくるギャグ漫画。
【余談】
基本的に自分に正直にやったつもりなんですが、良くも悪くも普通のラインナップになってしまったような…。今年を振り返るために「このマンガがすごい!2008」を見て思い出しながら作成したためだろうか。まあとにかく、自分の20+3選はこんな感じになりました。少しでも参考になれば幸いです。

雑誌別オススメマンガ

カテゴリ : オススメ漫画
トップページの右下に糞長く羅列してあった「雑誌別オススメマンガ」を記事としてまとめ、それを左上の「オススメマンガ」に移しました。
基本的に私が購読している雑誌の中で単行本を買っている・買う予定の作品を中心に取り上げていますが、そうでないものも数多くあります。「アレが何故?」「アレは無いの?」などなど意見は色々あると思いますが私自身、基準は非常〜に曖昧です。あくまで参考程度にどうぞ。
なお、雑誌は基本的に発売日順に、作品は順不同で並んであります。
週刊少年ジャンプ
・HUNTER×HUNTER
・ワンピース
・ピュー!と吹くジャガー
・アイシールド21
・魔人探偵脳噛ネウロ

ヤングマガジン
・でろでろ
・アゴなしゲンとオレ物語
・賭博堕天録カイジ

ビッグコミックスピリッツ
・新ブラックジャックによろしく
・団地ともお
・ボーイズ・オン・ザ・ラン
・バンビ〜ノ!
・闇金ウシジマくん
・ハクバノ王子サマ
・ラストイニング
・上京アフロ田中

週刊少年マガジン
・さよなら絶望先生
・スマッシュ!
・賭博覇王伝零
・ヤンキー君とメガネちゃん
・はじめの一歩
・未来町内会

週刊少年サンデー

・あいこら
・ハヤテのごとく!
・絶対可憐チルドレン
・金剛番長

週刊少年チャンピオン
・サナギさん
・ギャンブルフィッシュ
・ヤンキーフィギュア
・侵略!イカ娘
・マイティハート
・フルセット!
・ストライプブルー
・不安の種+
・ドカベンスーパースターズ編
・範馬刃牙
・みつどもえ

ヤングジャンプ
・ハチワンダイバー
・リアル
・ZETMAN
・ノノノノ
・キングダム
・SINfinity
・孤高の人
・犬のジュース屋さんZ
・LIAR GAME

モーニング
・へうげもの
・バガボンド
・GIANT KILLING
・僕の小規模な生活
・特上カバチ!
・専務島耕作
・働きマン
・ディアスポリス
・ひまわりっ

漫画アクション
・鈴木先生
・この世界の片隅に
・うちの妻ってどうでしょう
・極道めし
・殺し屋さん

イブニング
・もやしもん
・ZOOKEEPER
・サトラレneo
・ヘルプマン!
・片岡さんちのクリコちゃん
・少女ファイト

スーパージャンプ
・JIN(仁)
・バンパイア
・王様の仕立て屋
・バーテンダー

ヤングガンガン
・すもももももも
・ニコイチ
・WORKING!
・天体戦士サンレッド

ヤングアニマル
・ベルセルク
・デトロイト・メタル・シティ
・ゆびさきミルクティー
・キミキス
・ユリア100式
・まじかるストロベリィ
・ホーリーランド
・ああ探偵事務所

ビジネスジャンプ
・イエスタデイをうたって
・世にも奇妙な漫☆画太郎
・島根の弁護士
・怨み屋本舗

コミックビーム
・エマ
・放浪息子
・銭
・機動旅団八福神
・コーヒーもう一杯
・群青学舎
・累
・SOIL
・庭先案内
・御緩漫玉日記
・よみきりもの2
・イムリ
・まんが極道
・アワヤケ
・アベックパンチ
・まんが極道
・パノラマ島綺談
・夜は千の眼を持つ
・かねひらでCHU

ウルトラジャンプ
・スティール・ボール・ラン
・皇国の守護者
・バイオメガ
・諸星大二郎の短編

アフタヌーン
・ヒストリエ
・ヴィンランド・サガ
・ミミア姫
・蟲師
・謎の彼女X
・プ〜ねこ
・吉田家のちすじ
・くじびきアンバランス
・俺と悪魔のブルーズ
・おおきく振りかぶって
・ラブやん
・ハツカネズミの時間
・パノラマデリュージョン
・世界の孫
・ハトのおよめさん
・ナチュン
・爆音列島
・EDEN
・大江戸ロケット
・チノミ
・無限の住人
・もっけ
・四季賞受賞作品(読切)

IKKI
・海獣の子供
・フリージア
・ドロヘドロ
・美咲ヶ丘ite
・俺はまだ本気出してないだけ
・さるマン2.0
・ブランコ
・乙女ウイルス
・ぼくらの
・土星マンション
・RIDEBACK

ヤングキングアワーズ
・それでも町は廻っている
・水惑星年代記
・惑星のさみだれ

マンガ・エロティクスF
・青い花
・ブラッドハーレーの馬車
・終わりと始まりのマイル
・GENTE
・堀田
・インノサン少年十字軍

別冊ヤングマガジン
・RIN
・シロクマ先生
・チェリーナイツ
・しあわせ団地

Comicリュウ
・ネムルバカ

モーニング2
・不思議な少年
・前夜祭
・Danza
・聖☆おにいさん
・笠原哲の短編

ヤングアニマル嵐
・まじかるストロベリィ

ジャンプスクウェア
・ギャグマンガ日和

月刊ヤングキング
ヤングジャンプ増刊「漫革」
ビッグコミックスピリッツcasual
増刊ヤングガンガン
コミックエール
ヤングアニマルあいらんど
コミックビームfellows
コミックチャージ

オススメ漫画(2007年10月、11月読了分から)

カテゴリ : オススメ漫画
特にオススメ(7作品)
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「チノミ」(1) 吉永龍太
現代版吸血鬼のサスペンスホラー。数々のちりばめられた謎に徐々に迫る不気味なストーリーもそうだが、大胆な構図とコマ割りがガンガン心拍数を上げる。「鬼気迫る」。そんな表現がとても相応しい作品。

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「あしたの弱音」 タイム京介
これは青春群像劇の傑作かもしれない。4ページずつ掲載されたギャグ漫画が中盤からシリアスに。そんな中盤以降を収録。駄目人間だった主人公・弱音がいつの間にか誰の力も借りずに、一人で生活できるまでにたくましく成長していく。そんな急成長を遂げいてく弱音は素直にカッコ良く、そしてタイム京介の台詞回しも胸に突き刺さるほどカッコ良くて実に熱く盛り上げる。特に終盤の盛り上がりは凄まじく、弱音の成長と平行して一気に「傑作」へと駆け抜ける。最後のコマまでじっくりと堪能して欲しい作品。気持ちいいほどに清々しい読後感が味わえるはず。

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「アベックパンチ」(1) タイム京介
「あしたの弱音」の終盤の作風をそのままに、全く先の読めない青春群像劇を展開。男同士の濃厚な友情物語は泥臭いが、そこはタイム京介のカッコイイセリフ回しで実に熱く仕上がっている。「あしたの弱音」がいけたらこちらも是非。

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「わたしたちの好きなもの」 画:安永知澄/作:河井克夫、上野顕太郎、しりあがり寿
原作者三人の遊び心がこれでもかとぶちまけられた作品集。これだけ遊び心に溢れた作品集も珍しい。河井克夫、上野顕太郎、しりあがり寿のビッグネーム三人の無茶苦茶とも言えるネームを安永知澄が見事に漫画化。なんかもう本当に無茶なネームばかりで、「よく漫画化できたなぁ」と安永知澄の汎用性の高さには脱帽せざるを得ない。肝心のネームは読者の想像のナナメ上を行くこと必至。

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「フルセット!」(1) 梅田阿比
ナヨナヨしていて全く頼りない主人公がバレーボールに「何があっても絶対に諦めない」精神で挑むというスポーツ漫画。主人公は背が低いし運動神経も皆無。バレーに限らず、スポーツというものにとことん向いていないのだが、そこをそれこそ必死に努力でカバーする。絶対に諦めずに。容姿も性格も女の子みたいな主人公だが、主人公の必死な姿は少年漫画の王道そのもの。良質のスポーツ漫画に仕上がっている思う。

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「黒博物館スプリンガルド」 藤田和日郎
藤田和日郎の最新作。この漫画の一つの見所はバネ足ジャックのアクションシーン。バネ足ジャックのビョンビョンと自由自在に飛び回る、躍動感溢れた描写は気持ちいいくらいにインパクトあります。シンプルだけどしっかりと力強いストーリー、人間味のあるキャラクターたち。色々な意味でシンプルな作品で、これぞエンターテイメントだと思う。

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「おやすみプンプン」(1) 浅野いにお
「素晴らしき世界」や「ソラニン」などで青臭い青春モノに定評のある浅野いにおの最新作。今回も基本は青春モノなのだが、今までの作品よりも若干…いや、かなりクレイジーに仕上がっている。どの辺がクレイジーなのかというと、まず主人公のプンプン。他の登場人物はちゃんとした人間として描かれるが、プンプン(と父親)だけ何故か「らくがきの様な鳥」で描写される。しかし、容姿は完全に浮いているのハズなのに物語の中ではれっきとした人間として扱われていたりして、妙な矛盾が生じたまま物語は展開する。もう一つのクレイジーは大人。ハッキリ言って登場する大人はどれもクレイジー。奇声を発したり意味不明な行動を突然したりする。そんな大人たちに対しプンプンたち子供は至って普通。子供達の方がよっぽどマトモに見える。という感じで随所でクレイジーな印象を受ける作品で、なんだか悪い夢の中にいるような非常に不安定で居心地の悪い世界観の中、物語は展開する。この「クレイジーさ」がどんな意味を持つのかまだ分からないが、それ故に続きがとても気になる。どうやって完結するんだろう。すごく楽しみです。
オススメ(7作品)

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「片岡さんちのクリコちゃん 」(1) 地下沢中也
当ブログで(勝手に)絶賛した「預言者ピッピ」の作者、地下沢中也の最新作。これは雑誌(イブニング)で読んでいる時は正直あまり期待していなかったのだが、単行本でまとめて読んだらかなり面白かった。蕎麦屋を営む片岡家の面白おかしい日常を描くホームコメディで、「預言者ピッピ」みたいな深い深いテーマ性は皆無。心底どうでもいいよなことを片岡家は実に真面目にトークしたり行動したりする。そんな感じで全体的に「しょうもない」作品なのだが、そこは地下沢中也の腕の見せどころ。そのしょうもなさを自慢の構成力で見事に笑いに還元している。爆笑するタイプのギャグ漫画ではないが、読み進めていくうちに片岡家の馬鹿馬鹿しさと暖かさにすっぽりと包まれてしまう。流石に万人受けするような作品ではないが、一読の価値はあると思う。ハマると癖になる。

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「ユウタイノヴァ」(1) 押見修造
「アヴァンギャルド夢子」や「デビルエクスタシー」などで『性』というものに対してかなり変則的なアプローチをしてきた押見修造の最新作。今回の題材は「幽体離脱」。やはり変則的ではあるが幽体離脱をする主人公は人間の純粋な姿を見てるようで、本能に訴えかけるような密かなメッセージ性を感じられなくも無い 。物語はまだまだ序章といった感じだが、いいところで一段落着いているし結構期待してます。

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「毎月父さん」(1) ヒラマツ・ミノル
最強の総合格闘家のお父さんとその家族を描いたホームコメディ漫画。主人公であるお父さんはすんげー暑苦しい性格をしていて、いかにも最強の格闘家って感じなのだが奥さんは非情にドライだし子供はあどけなくてピュア。要するに、あのお父さんとは相性が非常に悪そうな組み合わせの家族。その組み合わせの悪さ、ギャップの激しさがこの漫画の面白いところで、暖かい雰囲気の中、ゴリラや象相手に本気で勝つ気でいるお父さんの最強っぷりが豪快で馬鹿馬鹿しく楽しい。今のところギャグ重視だが格闘家ってことでアツイバトルも出来るだろうし、家族愛を描いて涙を誘うことも出来そう。という訳で意外と幅が広く、今後の展開に期待してる作品です。

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「レッド」(1) 山本直樹
山本直樹の新境地。今までの山本直樹作品とは打って変わって、今回は学生運動に参加した学生達を史実に基づいて描いていくという青春群像劇。この物語に主人公はいない。ただただ彼らの軌跡を客観的に、クールにドライに描いていくのみ。登場人物がやたら多くて混乱するかもしれないが、注目して欲しいのは「数字」。数字の意味、数字の振られている者とそうでない者との違い。そこにこの作品のテーマが隠されている。

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「PRESENT FOR ME」 石黒正数
「それでも町は廻っている」でお馴染みの石黒正数の短編集。「それ町」同様にストーリー構成はこの頃から達者で、しょうもないオチなのに不意を付かれたような意外性のある笑いはやはり楽しい。基本的にギャグ短編が中心だが、ガチのストリーモノも収録されており、しかもそれが普通にいいお話に仕上がっていたりするので石黒正数に注目している人は一読の価値あり。「それ町」が好きな人は読んで損は無い短編集だと思います。

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「世にも奇妙な漫☆画太郎」(1) 漫☆画太郎
画太郎オムニバズ。漫☆画太郎、やりたい放題です…。

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「GENTE」(1) オノ・ナツメ
「リストランテ・パラディーゾ」の続編になるのかな ?老眼鏡紳士ばかりのレストランに勤める面々にそれぞれスポットを当てたオムニバズ。相変わらず男の自分でも素直に「カッコイイ」と思ってしまうほどメガネ紳士がナイス。いや、自分にそういう属性は無いんだけどこれを読んでるとその辺が開発されていってしまうんですよ…。まあそのくらいオノ・ナツメの絵柄と老眼鏡紳士の相性が良いってことです。とはいえ、肝心の面白さは非常に後味のいい短編の数々。オノ・ナツメってやっぱり才能あるなぁと感心する。

Appendix

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